息子とプルーンとわたし
「お弁当にプルーン入れるのやめて」
1ヶ月前、中学生息子にそう言われた。個包装になっているドライプルーン。
言われた直後は辞めたものの、背伸ばし弁当の栄養バランスを考えると鉄分豊富なプルーンは食べてほしい。
ほどなくして、息子に相談もせずプルーン再開。
そして、昨日
息子が空のお弁当を台所へ出しながら、何かをゴミ箱へ捨てた。
そう、食べていない袋に入ったままのプルーン。
えっ?何してるの?
間違えて捨てたのが、わざとなのか...
スルーするか迷いつつも、食べ物を捨てることに抵抗がある故聞いてみた。
「もう、プルーン入れないでって言ったよ」
きっと、この半月学校や家のゴミ箱へ捨てられていたプルーンたち。
食べ物をむやみに捨てる事に対しては論したが、息子の行動に少なからずショックを受けた私はそれ以上は何も話せなく。
背を伸ばしたい!
ピッチャーとしての身体を作りたい!
その気持ちは母子共通。
だが、成長期のスポーツ選手は鉄分不足になりやすいのでプルーンを食べた方が良い。
は私の思考。
私の良かれと相手の良かれ(特にわが子)は違うのだとプルーンから再確認させてもらった気がする。
これから先、息子の事で悩んだ時はきっとプルーンを思い出すだろう。