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ルート探究!つくば脱出大作戦!【第六回地理つくばにて登壇】
こんにちは。Deen(ゆふぃにー)です。
この週1投稿も3週目です。
今回は、2021年6月6日にオンラインで催された地理つくばにて発表した、「つくば脱出大作戦!」を文章化し、感想を添えていきます。
毎度のことながら、かなりローカルな話題ですが、最後までお付き合いいただければ嬉しいです。
地理つくばとは?
有志が地理について語るトークイベント
地理つくばの起源については、当時筑波大学で増えていた有志の研究発表の場としてのトークイベント「○つくば」の地理バージョンから始まっています。地理つくばの運営規則からもそのことを窺い知ることができます。
本組織は2018年に「〇つくばの地理版をつくろう」という構想からスタートしたものである。筑波大学では様々な学問分野が学べるが、それはつまり自分の知らない学問を学ぶことができるということである。しかし、何も知らない学問を一から大学で学ぼうとするのは大変である。地理つくばは、地理に興味を持っていてもなかなか手を出せない人にとって手軽に地理の世界に触れることのできる場を提供する組織である。
運営の方が、noteに記事を書いていますので、詳細はこちらをご覧ください。
今回、私は、本記事の元にもなっている「つくば脱出大作戦!」という題で、地図帳を中心に地図について時間を余すことなく愛をこめて(というか、予定を10分以上超過してしまうほどでしたが……それでも続けさせてくれた運営の方々には感謝でいっぱいです!)、たっぷり紹介しました。このnoteでは、その中からいくつかピックアップして、地図の世界を紹介していきます。
それでは、さっそくいってみましょう!
経路を究める「ルート探究」
東京の電車を想像するとわかりやすいかもしれませんが、出発地から目的地までの経路というのは、何通りもある場合があります。電車をいつもより多く乗り換えて別経路を開拓したり、遠回りしてみたりして、複数の経路を実践していく探究活動のことを、「ルート探究」と呼ぶことにします。ポイントは、「探求」ではなく「探究」であることです。ただ単に経路を闇雲に探し求めるのではなく、信念をもって実践可能な経路を究めていくことが重要です。
ちなみに、乗り鉄の世界では、JR線の大都市圏で「大回り」を敢行する人がよくいます。この「大回り」もある種の「ルート探究」と言っていいでしょう。一筆書きで目的駅までたどり着く信念をもって、経路を実践していると考えられるので、大回りも「ルート探究」に含まれます。
脱筑を考える
さて、今回は、つくばを脱出する、すなわち「脱筑」という信念で「ルート探究」します。つくばには、都心に直通している鉄道としてつくばエクスプレス(以下、TX)がありますが、これ以外にもつくば市内と市外を行き来する公共交通機関は結構あります。
常磐線方面編
まずは、JR常磐線方面の脱出ルートを見ていきましょう。
1つ目は、常磐線方面で最もオーソドックスな脱出は、土浦へ行くルートでしょう。この路線は関鉄バスと関鉄パープルバスが運行しており、毎時3本、運賃535円と、茨城県内としては比較的高頻度で一定の需要があることが窺えます。
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2つ目は、荒川沖ルートです。所要時間も土浦ルートと大差なく、運賃が500円以下に抑えられるため、コストパフォーマンスに優れたルートでしょう。本数が毎時2本あり、便数もそれなりに多いので、使い勝手が良いです。JRで東京方面に行くときはお勧めです。
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3つ目は、ひたち野うしくルート。このルートは、本数が多く、東京方面へ行くときは楽で安いルートです。本数も毎時3本あり、充実しています。所要時間がやや長めなのが玉に瑕。ただし、IC運賃の場合、JRバス関東の便は関鉄バスよりも5円高いらしいので、注意が必要です。
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さらに、東京よりに脱筑するルートもあります。その1つが、牛久ルートです。直通便は平日1往復のみですが、その他の時間帯は乗り継いでいくこともできます。まず、つくバス南部シャトルで谷田部車庫まで行きます。そして、谷田部車庫から関鉄バスで牛久駅に行くことができます。牛久に行くときは使ってみてはいかがでしょうか。
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ちなみに、少し徒歩がありますが、先ほどのつくバス南部シャトルをそのまま乗って、「田宮町」で降りると、そこから少し歩けば牛久駅にたどり着くこともできます。このルートの場合は、300円しかかからないため、金欠の時にはいいかもしれません。運動にもなります。
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そして、常磐線と言えば、取手まで行くと始発があるので、取手まで行けるルートはないかと気になりませんか?実は、取手に出るルートもあります。取手の場合は、谷田部車庫で乗り継いでいくことになります。(時間はかかります)
ちなみに、このルートでは、途中で守谷駅に行くバスに乗り継ぐこともできます。
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常総線方面編
続いては、西方の関東鉄道常総線方面に脱出するルートを探ってみましょう。常総線は、先述した取手駅と守谷駅に加え、水海道駅、石下駅、下妻駅の3駅にもバスで行くことができます。
水海道駅へは、またまた谷田部車庫で乗り換えることで、行くことができます。ちなみに、榎戸でも、乗り換えて行けるバスがあります。
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石下駅へは、関鉄パープルバスによって、つくばセンターからの直通便が運行されています。1日3本あります。
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下妻駅へは、同じく関鉄パープルバスによって、つくばセンターから直通便が出ています。本数は石下よりも多く、平日7.5往復(休日4往復)あります。つくばエクスプレスと関東鉄道常総線を使ったときの1532円と比べてほぼ半額なので、つくばとこのあたりを往来するときは使ってみてはいかがでしょうか。
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水戸線方面編
最後に、北のJR水戸線方面に脱出するルートを見てみましょう。
下館駅や岩瀬駅へはコミュニティバスを乗り継ぐことで、到達できます。筑波山口まではつくバス北部シャトルで、筑波山口からは下館駅へは筑西市広域連携バス、岩瀬駅へは桜川市バス「ヤマザクラGO」でつながっています。コミュニティバスの乗り継ぎ割引があるので、たった500円で水戸線に出ることができちゃいます。小山方面へ行くときに有力な脱筑ルートです。
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番外編
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最後に
今回の紹介を、実際につくば市内と市外を出入りするときに生かしてほしい、もっと多くの人に知ってほしいと思い、こんなものを作ってしまいました。発表時に作ったもので、まだ更新できていないのが申し訳ないですが、そのうち更新しようと思います。
感想
初めての地理つくば登壇でしたが、とても心地よかったです。地理分野は地歴公民の中でもなかなか人気がない科目ですが、
次回予告
さて、ここまで「つくば脱出大作戦!」をお送りしてまいりましたが、実は、この次の「第七回地理つくば」、次々回の「第八回地理つくば」にも登壇しており、これらについても今後noteで綴っていく予定です。お楽しみに。
次回の「第九回地理つくば」は3月20日(日)
今度の地理つくばは、2022年3月20日(日)に、「生つくば」とコラボして「生×地つくば」となって開催予定です。
私は「地理つくば」の方に登壇する予定です。
こんなに高頻度でこのような場を設けてくださる運営の方々には感謝で頭が上がりません!
ここまで読んでくれた皆様、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
それでは、また次週。