フランス映画 千本ノック LE SENS DE LA FÊTE

フランス映画1000本ノックが課題なので飛行機ではなるべくフランス映画を選びます。

Le sens de la fête

独特な結婚式をコーディネートする会社を営むおじさんとそのチームの仲間たちとのドタバタを描く。想像以上に楽しいストーリーで意外な大団円も気に入った。

もうすぐ日本公開だそうだが邦題がよくない。セラヴィ!C’est la vie! フランス映画の邦題ってパリだとかパリジェンヌだとか愛だとか、なんか安易なのが多い。内容と関係ないものばかり。日本人がなんとなくフランスをイメージする単語を挿入する。

言葉のお勉強としては難しすぎた。
フランス映画ってのは得てして気の利いたセリフが多くて入門者には難しいですが、この映画はちょっと変わってる。

主人公の社長はiPhoneを使ってメールしますが、使いなれてないせいかオートコレクト機能で変換されて間違ったメールや奇妙なメールを送っちゃう。それを字幕で表現する際に、直訳したらどう変換されたかの面白みがでないし、日本語オートコレクトっぽく字幕つけると興醒めになる。まあ私がフランス語を聴き取れてないことが問題なんだけどね。

またコックとして派遣された男は未体験ながら、経験者を装い面談する。でも魚の名前がわからない。「バスは乗り物だろ」といった字幕があったように記憶しているが、そんな日本語として都合のいいことを言ってるわけはない。「タナゴは魚なの?」って字幕もあったが、その部分はネットで原文見つけた。

– Le loup, c’est un poisson ?

「ル(loup)?それって魚なの?」

loupってのは魚だとスズキを意味し、その他オオカミも示す。

そもそも字幕で何を伝えるか、これが難しい。意味か、言葉か、コンテキストか?

同じくフライトで英語字幕入り日本映画「火花」を観てたら、「妻夫木聡に似てるだろ?」ってとこを「ジョージ・クルーニー」って字幕入れてた。そりゃないぜ。

日本語学習者が一生懸命にリスニングしながら字幕見たらずっこけるはず。

まあともかく、いろいろ言ってるが、言葉遊びを楽しめる、そんなレベルに私はまったく届いていないということははっきりしてる。

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