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オープンカーでぶっ飛ばすにはハバナの太陽は強すぎる

キューバといえばクラッシックカーと言われます。

アメリカに経済封鎖された後、車が入ってこなくなっちゃった。
おかげで昔の車が博物館のように保存されているのです。

空港からのタクシーは韓国Hyundaiで興ざめしたのですが
すぐにクラッシックカーに追い抜かされましていきなりのワオ!

おお普通に走っているわけね。
でも随分とボロかった。

翌日はさっそく乗ってみましたよ。

ギラギラの太陽のもと黄色のオープンカー。

60年まえの車だって。

最高にかっこいいのですが
居住空間は結構狭い。

計器類はみんな動かない。

サイドウィンドウはガラスなし。

シートベルトなんてもちろんなし。
日本での品行方正ドラーバーはオープンカーで
シートベルト締めないとなんとも不安なのです。

風を切って爽快に走るのですが
帽子がとばされないかちと不安。

問題はハバナの太陽はギラギラギラギラ強く照付けてるのです。

目的地に着く頃には暑さに参ってしまいました。

ドライバーといっしょにランチをすると
疲れてしまい午後はホテルに帰るよと告げる。
太陽が強すぎるからねと。

すると幌があるから大丈夫だと。
そりゃそうだよね、雨降るんだから。

オンボロ幌をよっこらしょと二人で取り付けて
午後のドライブがスタート。

するとはかったようにスコールが。
ラッキーラッキーとおもったのも束の間。

幌の隙間から雨がしとしと。
ワイパーもあるにはあるが先っちょにちっちゃなタオルを巻きつけてある。

なんて心もとない状況でありながら

眠気が襲ってきました。
時差もあるしね。

そしてうとうと。

時たまガクンと衝撃。
道が悪いんです。
穴があいてる。

そして衝撃でドアがあいちゃう。
走りながら。
もう寝てる場合じゃありません。
怖いよね。

それからも時たまドアが開き慌てて閉めるの繰り返し。
ドライバーは気にしてないんですよ。
まあいつものことなんでしょうね。

ところでこの車安全なの?って聞いてみた。

もちろん!政府が全部管理しているんだからね。
合格したものしかはしれないよ。
俺たち政府のタクシー会社だし。

修理はどこでしてるの?

じぶんちで。
塗装は別のとこでやるけどね。

部品は手に入る?
フロリダで手配するんだよ。
経済封鎖だって生きる知恵はいろいろあるんだよね。
はじめに乗った車はチャンバーはいすゞ製だっていってた。
トヨタのエンジンってのもあったな。

ところで買うといくらぐらいするの?
15,000CUC-30,000CUCだって。
結構高いな。

でも外人名義では買えないし、いまは輸出できないみたい。

ともかく同じクラッシックといっても整備度合いはピンキリ。

快適なのは違和感なしで乗れました。

でも大半はブロロロいって排気ガスだしまくってる。

このキューバのオンボロエンジンを外はそのままで

エコ燃料カーに生まれ変わらせるプロジェクトってのはいいかもしれない。

以上

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