博多の夜はラム酒で乾杯 キューバの自由を想ひつつ
昨夜はダンディな先輩と一緒に博多中洲を5軒ハシゴしちゃったのですが、いいこと思いつちゃったんだよね。
川面が見える店でバーテンさんが
モヒートを作ってた。ミントをたくさん入れてさ。
そうだ。
今夜はラムで行こう。
キューバ気分を味わっちゃおう。
ヘミングウェイみたいに。
彼はキューバでモヒートとダイキリばっかり飲んでたって。
「バカルディで何か作ってください。」
カイピリーニャってのを出してくれました。
本当はブラジル焼酎ベースらしいけど
バカルディのラムにしてね。
バカルディといえば
ラム酒のNumero Uno (No.1)
キューバ革命で逃げ出して
今はプエルトリコにあるみたい。
大金持ちですから逃げるよね。
工場はキューバ政府に接収されちゃった。
でもバカルディのブランドはしっかりキープしてキューバには使わせなかった。
4軒目で福岡ナンバーワンの女性バーテンダーが作ってくれたのはキューバリバー。
これは英語風の発音。
スペイン語ならクーバリブレ。
Cuba Libre
キューバの自由ってことですよ。
由来が面白い。
米西戦争を経てキューバが独立した後,
ハバナにやって来た米兵が思いついた。
アメリカの象徴コカコーラと
キューバのバカルディをミックスしよう。
ライムも絞って。
そして乾杯。
"Viva Cuba Libre!"
キューバ解放バンザーイ!
でのその讃えられた自由はどうなった?
アメリカの半植民地になっちゃったんですよ。
陽気なヤンキーの乾杯はアメリカのためだったわけです。
そして本当の独立はカストロの革命でなされるわけですが、クーバリブレを作るためのバカルディのラムもコカコーラも今のキューバにはないんです。
歴史の因縁で面白い。
なんて思いを巡らせながら
中洲の夜は更けていったのです。
ビバ ハカータ リーブレ!
夜中まで街には男女があふれてる。
平和っていいな。
以上