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そしてゲバラは革命を目指し、その後キューバを去って行く

『モーターサイクルダイアリー』鑑賞

若き医学生ゲバラは友人とふたりで一台のバイクにまたがり南米大陸を縦断した。転倒したって、バイクがおしゃかになったって、川があっても、砂漠でも常に進み続ける。とにかく美しい大地を疾走する。

大自然に抱かれた古代文明や土地の人々の生活に見たものは、貧困、搾取、資本主義の末端。先住民族、鉱山労働者、ハンセン病患者。

Greedyな資本家が支配する経済のはしっこで使役される人々。政治も経済至上主義で資本家と手を組む。外からやってきた資本家が、自分たちの欲を満たして地球経済を回すために、山を掘る。先住民を使って。先住民の生活を支えるためだけなら必要でない石ころを掘る。そんな現実を見て、医学生は一人の診察でできることの限界にに気づいたんでしょう。南米放浪のあと、とにかく違う自分になったんだと。

"Yo ya no soy yo; por lo menos no soy el mismo yo interior."    もう今までの自分じゃない。少なくとも自分の中身は変わったんだ。


放浪のゴール、ベネズエラで友と別れ映画は終わる。

ゲバラは友とは別の道を進み、その後カストロたちのキューバ革命に参加した。革命成就ののちには自分を必要とする場所へ旅立ってゆく。立ち止まれない旅人ゲバラ。

以上

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