液体ミルク使ってみたってよ
上の娘の時には無かったのだが、今は便利なものがある。そう「液体ミルク」である。それまでは認められていなかったのだが近年解禁され、子育て家庭にとってはありがたい限りだ。我が家でも液体ミルクを3回ほど使ってみたので、そこから感じたことをレビューする。
☆メリット①とにかくすぐ飲ませられる☆
まずは何と言ってもこれが一番のメリットだろう。缶を開けたら、すぐに飲ませることができる。それまでミルクといえば、粉末にしても固形にしても、お湯で溶かしてから体温ほどまで冷まさなければならなかった。お腹を空かせてギャン泣きしている赤ん坊及び親にとっては、冷ましている時間さえも長く感じられる。泣いている子にすぐに与えられるのは、親・子双方にとってメリットが大きい。
☆メリット②常温のまま飲ませても大丈夫☆
これ、私にとっては結構衝撃だった。①とも重複するのだが、缶は常温のまま保管しておけるし、そのまま開けてあげられる。温める手間も無く、とっても便利だ。
☆メリット③災害用の備蓄として優秀☆
常温保管が長期でできるため、災害用の備蓄としては安心感が相当ある。幸いにも大きな災害に見舞われたことはこれまでのところないのだが、赤ん坊を抱える家庭にとって、災害で避難することになった時、この液体ミルクは心強い味方になってくれるはず。我が家でも(数缶ではあるが)災害用に備蓄している。
☆メリット④缶そのものを哺乳瓶代わりにできる☆
ミルク缶6缶パックとかについてくるのだが、ピジョンの「母乳実感」という哺乳瓶用の乳首を直接つなぐことができる「アタッチメント」がある。これを使うと、このミルク缶の上に直接乳首をつけて赤ちゃんにあげられる。つまりお出かけの際に、哺乳瓶が不要になるのだ。
上の娘の時には存在していなかったので今回初めて使ってみたのだが、思った以上に使いやすい。
☆デメリット①どれくらい飲ませたかが分かりにくい☆
哺乳瓶に入れ替えるならこの心配はないのだが、私のように乳首をつけて直接飲ませたい人は気をつけて欲しい。このミルク缶は「240ml入っている。生後5〜6ヶ月くらいの赤ん坊だと200ml✖️5回くらいを目安に飲むのだが、缶は不透明なので、どのくらい飲んだのかはっきりわからない。
☆デメリット②残りをどうするかが困る☆
①と関連するのだが、出先の場合、240mlのうち200ml飲ませたとして残りの40mlを処分する必要がある。赤ちゃん休憩室や授乳室などであげる場合には流し台などがあるので処分できると思うが、そうでないところの場合、処分に困るかもしれない。家に帰るまで持っていてもいいが、缶であるため再度封をすることができない。缶につけるキャップでもあればいいかもしれないなぁ。。。
☆デメリット③やや高い☆
これは仕方のないことだが、ミルク缶は粉末に比べてややお高い。Amazonで230円/本程度か。このミルクは開けてしまったら保管はできない。飲み残しはもうあげられないので、一回の授乳=1缶となる。つまり全てをこのミルク缶で賄おうとすると、
【液体ミルクの場合】
¥230✖️5回✖️30日(1ヶ月として)=¥34,500- となる。
一方、粉ミルクの場合は、軽量スプーン1杯が2.7gのため、200ml飲む子だと1回に27g。
【粉ミルクの場合】
27g✖️5回✖️30日(1ヶ月として)=4050g
粉ミルク1缶800gなので、4050g≒5缶。1缶あたり¥2100だとするとちょうど¥10500である。
ちなみに我が家の近くでは、¥1900くらいで売っているので、もう少し安く手に入る方もいらっしゃるかもしれない。
その差は、実に3倍以上!Σ(・□・;)
☆上手く使い分けること☆
粉から作ることの手間ひまを考えれば、ある程度納得なのだが、やはり上手に使い分けることだろう。
・普段使い→粉ミルク
・旅行やお出かけ→液体ミルク
想定どおりの解答にしかならないのだが、こうなるだろう。しかし、旅行やお出かけの際にこの液体ミルクがこれまで以上に子育て世代に強い味方になってくれることは間違いない。ドライブに行った際に、車中で粉ミルクから調乳するのはなかなか萎える(笑)しかも冷めない。液体ミルクを使えば、こんな気持ちともおさらばできることがわかった。これならお出かけの時のストレスが1コ減らせるし、乳首を直接繋げれば、お父さんでも楽々ミルクをあげられるはずだ。
ただし!ミルクは子どもの性格によって、メーカーが違ったり冷たかったりすると飲まなかったりすることもある。うちの娘はたまたま飲んでくれたので助かったが、全員に等しく使えるわけではないことも付け加えておく。