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Addressing COVID-19: Fireside Chat With Roche Diagnostics | COVID-19 バーチャルイベント第2弾


この記事はPlug and Play HQで開催されたバーチャルイベントのまとめを翻訳したものです。バーチャルイベントの録画と翻訳されたブログポストはこちら:オリジナル記事

2020年4月1日、Firesideチャットシリーズの第2弾「COVID-19に対応するヘルステクノロジーソリューション」をバーチャルで開催しました。このセッションでは、Plug and Playの創業者兼CEOであるSaeed AmidiがRoche Diagnostic Internationalのデジタルヘルスイノベーション部門責任者であるJochen Hurlebaus博士と対談し、COVID-19の時代におけるデジタルヘルスランドスケープの現状と将来について議論しました。

Startup Creasphereの始まり

RocheとPlug and Playの関係の始まりは、サノフィが設立パートナーとして参加したことで生まれた、ヘルスケア環境の変革に取り組むイニシアチブであるStartup Creasphereの設立でした。Rocheのチームは、グローバルリーチを持つイノベーションパートナーを探していた中、Plug and Playという最適なパートナーを見つけました。

「私たちは人々やスタートアップと深く関わることが出来る、非常に実践的なプログラムを探していました。」とJochen Hurlebaus博士は述べました。 

「だからPlug and Playに決めました。私たちはイノベーションチームではありながら、実際はチームで数名しかスタートアップとやり取りをしていなかったんです。もっとたくさんのチームメンバーにスタートアップと関わって欲しかったんです。」
「グローバルなスタートアップの多様性とオープンイノベーションのアプローチの組み合わせが、実際に私たちにとって違いをもたらせたと思います。」とHurlebaus博士は結論付けました。
ミュンヘンを拠点とするこのプログラムは現在4番目のバッチであり、The Bill and Melinda Gates Foundation、Sana Kliniken、University Medical Center Schleswig-Holstein、 Lonzaが含まれます。


COVID-19との戦いにおけるRocheの役割


Rocheは医薬品と診断の世界的なパイオニアであり、COVID-19危機の真っ只中の医療システムと患者のサポートにおいて重要な役割を果たしています。
「2003年にSARSウイルス発生の時は、ウィルスの配列を取得するのに5か月かかったため、遺伝子検査の開発を開始することさえできました。」 「今回は、中国がウイルスを分離した直後、同じことをするのにかかったのは2日です。そしてその2日後、1月中旬までに、ベルリンの小さなバイオテクノロジー企業が最初のテストを開発しました。そして、それを実行するために完全に自動化されたシステムを開発する必要がありました。 1時間に数百のテストを自動的に行うことができる大きな研究所に持って行く必要がありました。」
Hurlebaus博士は、COVID-19の治療法を開発するための研究努力は、大企業、大学、そしてもちろんスタートアップを全てに共通して並外れたものが必要であると説明しました。
たとえば、一部のスタートアップはウィルスとそのタンパク質構造を研究しており、機械学習アルゴリズムを使用して、すでに市場に出ている既存の治療法を探しています。


「FDAによって承認され、現在特定の患者の治療に実際に役立つかどうかを確認するためにテストされている60または70のリストがあると思います」とHurlebaus博士は述べました。


TeleHealth:COVID-19による遠隔患者ケアの向上


Hurlebaus博士は、危機に対応するためにCreasephereプログラムのスタートアップとどのように連携しているかを説明しました。
「現在、医師の診察の50%以上がバーチャルとなっています。テクノロジーが今までなかったという訳ではなく、障壁があっただけです。」

「私たちのプログラムのスタートアップであるFibriCheckを見ると、心房細動のアプリがあります。彼らは現在心臓専門医への訪問を避け、代わりに遠隔で行うために、特定の国の病院でケアプランを設計しています。または、妊娠中の女性が遠隔医療にアクセスできるようにする、Babyscriptsもプログラムの一員です。」

Rocheがスタートアップとの関わることで学んだこと

スタートアップとの関わりがチームのモチベーションとなりました。 RocheがPlug and Playとの連携を始めた時、社内全体の様々なチームのメンバーをスタートアップとの連携に選び出しました。
彼らにとってまったく新しいものでしたし、どうなるか確信はありませんでしたが、結果的にはとてもうまくいきました。個人の作業を続けつつ、スタートアップと関わり、日々の仕事の枠を超えて考えるための時間も費やしたようです。メンバーもこの達成感とエキサイトメントを社内の他メンバーにも広め、より多くの同僚がプロジェクトに興味を持ち始めるようになりました。

しかし、プロジェクトの成功にはチャンピオンが必要です。。企業内の誰かが窓口の役割を担う必要があり、彼/彼女は進行中のプロジェクトの詳細を認識する必要があります。その人をチャンピオンと呼びます。
スタートアップのコラボレーションは、組織のスピードを加速します。スタートアップとのコラボレーションは、「スタートアップから多くのことを学べて、実際にこれらのビジネスユニットが戦略やロードマップを進めるのに役立ちました。」

この状況から学べることはたくさんあると思います。Plug and PlayのCEOであるSaeed Amidiの言葉では、おそらくCOVID-19以降の世界では、「この考え方を維持し、より速く、より良く、より早く、できれば少ないお金で物事を行う」ことができるようになるでしょう。

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