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かなづち、大海へ①

幼稚園入学という初めての社会デビュー。私は入園前の面接時から、恐怖心でいっぱいでした。泳げないのに、おうちという小さな池から大海へ投げ出される、、そんな恐怖でした。当時はその恐怖心や不安を認識する事さえ出来なかったけれど、今その時の自分を顔文字にすると“(@_@;)???”こんな感じ。もうパニック。お目目グルグル。泣くことも、親に「怖い」と言う事も出来ませんでした。今考えれば、私が親にちゃんと伝えていれば親も何か手をうってくれたかもしれないのですが。

私にとって周りの子供達は、竜巻のような存在でした。勢いよく破壊的で、どこに行くか、何をするか予測のつかない恐ろしい存在でした。とても失礼な感じ方ですね😅別に何か壊す訳でもないし、みんな先生の言う事をよくきいていました。元気で子供らしい子達でした。でも私は当時そう感じていたのです🙇沢山の巨大な竜巻に囲まれている、幼稚園では常にそんな恐怖と緊張感の連続でした。

その幼稚園では小学校の授業のような事を沢山やったと思います。恐怖でパニックの中、私はとにかくみんなについていくのに精一杯でした。楽しめる感覚は全くなかったし、逆に周りの子達が楽しそうにしているのが不思議でたまりませんでした。先生や周りの子供達からしたら、全く喋らないし笑いもしない、いつもむっつりしている私を、どう扱ったらよいか分からなかったと思います。仲良く遊べる友達もいなかったし、年長の時の担任の先生は私に向かって話しかける時はいつも怖い顔に変わり、私に対する怒りと嫌悪が物凄く伝わってきました。

「自分はなんかみんなと違う悪い子らしい、、」
訳の分からない恐怖に、罪悪感が加わっていきました。

暗い!!暗すぎる自分!!
O型故の自己否定?
B型の自分大好きを見習えーーー!!

※B型の皆さん、語弊があったらすみません💦
これはB型さんをバカにしてるとかでは決してなく、本当にそれが生まれながらにできる事を尊敬し、羨ましくて言っているのです。生まれつき翼があって空を飛べる、て位凄い事だと思います
(T ^ T)

お友達と関わる事ができない私は、いつも1人でお絵描きをしていました。描いていると「上手〜!私にも描いて!」と言ってくれる子が何人かいました。お絵描きは私にとって、唯一のコミュニケーションツールでした。

                続く






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