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栞さん
ある日Instagramを流し見していると、「固める反射の統合ワーク」というものが出て来ました。
「固める反射の統合、、、?」
私も娘らも、身体は硬いし反射的に身体が緊張状態になり、それによる生きづらさが小さい頃からずっとありました。身に覚えのある、でも聞き慣れない言葉に興味を惹かれました。
その動画を見ると、本来赤ちゃんの時だけ現れ、次第に統合されてなくなる反射反応が大人になっても消えずにいる人がいるといいます。その影響は沢山の生きづらさを生むとのこと。どのような生きづらさか、そこに説明されるものは身に覚えのある事ばかりでした。そして、その反射反応は今からでも統合して治せると言います。
え、、、?これって、治るの、、、?
遺伝的なもので、諦めるしかないと思っていたのだけども、、治るの、、?
長女の病は遺伝的な硬さ、不器用さによる二次障害と私は捉えていました。私は子供を産む前、自分自身のそのような不自由さは自分の背負っている罪で、自分の努力で何とかしないといけなくて、自分だけで完結しているものだと思っていました。長女が私に輪をかけてその不自由さを持っている事に気づいた時には、この子もいつか力尽きて、私のように精神的に大変な戦いを強いられる事になるのではないかととても心配しました。そう思いながらも自分が克服した(つもりでいた)し、長女の持って生まれた苦労を私が分かっているから大丈夫、そんな風に思っていました。
しかし現実は、私が1年いた苦しみの中に長女は10年居続けています。無理をして働いては動けなくなり休職を繰り返しています。
どんな手を打っても行き止まりの中、新たな希望が見えた気がしました。
これは娘にやらせたいし、私もやりたい、、。
近くでこれをやってくれる所がないか検索しました。電車で小一時間で行ける所にワークをやってくれる方がいるのを見つけました。
長女に話すと相変わらず、「お母さんがやってもらって」という返事でした。私もやって欲しいけど、私的にはまずお前がやって欲しいと思うんだけれどなあ、、😓でもまあ、まず私がやってもらってどうだったか伝えよう。電車で小一時間かけて行くのも今の長女には厳しいだろう。私は自分の予約を入れました。
施術してもらえる場所は以前働いていたデイサービスと似た、素敵なお庭のある古民家でした。そこに行っただけで、「うわ、、素敵、、」とワクワクしました。ここなら長女も来て大丈夫なのではないだろうか、、。
玄関のインターホンを鳴らすと、中からとても綺麗で可愛らしい女性が出て来ました。
「あ、この方なら長女をここに連れて来られる、、」そう思いました。
その女性、栞さんは、七瀬さんのように私よりずっと若く、同じく七瀬さんのようにご自分の使命に早くから気付き、その為に命を全うされている方、、佇まいからそんな感じがしました。
ご挨拶をし、しばらくお話しした後、早速私の今の身体の状態を確認し、施術を始めて下さいました。
施術を受けながら、栞さんを見つけたきっかけを聞かれ、長女の事を話しました。始まりは長女が小学1年生の時。東京に引っ越してから元気がなくなり、学級崩壊を経て中学の頃には突然人が変わるようになってしまった事、高校2年生の時には頭の中に8人いると言って、それから学校に行けなくなった事、何かに見張られていると怯えている事、典型的な精神疾患なのだろうけど、不思議な現象が度々起こる事など、医者に相談してもカウンセリングに行っても袋小路なここ10年、いや、東京に引っ越した時から考えると20年の出来事を話しました。
すると栞さんは
「それ、霊能者さんに相談した方が良いんじゃないですか?」
と、冷静に、とても当たり前で普通の事のようにおっしゃいました。
「や、、、やっぱりそうですよね!?」
私は「霊能者さん」という言葉を普通に言って下さる事にまず驚きました。私はずっと誰かに言って欲しかったのだとその時気づきました。
「怖いからそういうこと(霊的なこと)と捉えるのはもうやめる」と長女本人が言うし、「普通の医者に相談しろ」と母にも心配されるから、そう考えないよう努力してきたけど、新しい職場の近くにお墓が多いとしんどがり、ここ何となく嫌だなと感じるデスクで仕事をすると何かに意識を乗っ取られ、ここに寝たくないと思う場所で休憩すると余計具合が悪くなってしまう長女を見ていて、そういう事だと思わない方が無理がある。だって何にも感じない私にもはっきりおかしいと分かる現象が沢山あるんだもの。゚(゚´Д`゚)゚。!!
「とても愛のある、信頼できる霊能者さんを知っています。紹介しましょうか?」
知り合いにそんな方がいるのですかーーー!?
「お願いします(´༎ຶོρ༎ຶོ`)!!」
私は即答していました。