長女崩壊

この頃私は、近くに住む姉との共通の知り合いから頼まれて、小学校のPTAバレーボール部(小Pバレー部)に所属していました。この地域の小Pバレー部の大変さはずっとやっている姉から聞いていたので断っていたのですが、やらざるを得ない流れがあり、以後バレーを通して学校行事の手伝いをずっとしているような状態でした。仕事と家事、次女(6年生になっていましたが、まだまだ手がかかっていました)、さらにバレー部、夫は家ではずっとゲームをしていて、私のキャパはギリギリでした。さらに小Pバレー部は長女の生徒会と似たような状態にありました。リーダーがモンスターペアレンツによるトラブルに巻き込まれて機能できなくなり、さらに別のトラブルも同時に起きて、緊急召集が続いていました。小Pバレー部が機能しなくなる事は、他校にも影響が及ぶ大変な事でした。やがて私は、長女だけでなく自分自身にも異変を感じ始めていました。
「うわ、、何か変だぞ、、?
 やばい、、これ、もしかして鬱ってやつか?」
感じたことのない不安が襲いました。

そんな中、自分を含む数人がリーダーとなって行う学校行事がありました。2週間ほどかけて準備をしたその行事が無事終わり、ホッとして帰ろうとした矢先に長女から電話が入りました。
長女は赤ちゃんの時から、私が仕事を休んでも大丈夫な時にしか熱を出さない子でした。その日も"電話をしても大丈夫"なタイミングを待っていたかのように電話がかかってきました。

「お母さん、、、助けて、、、!!」

長女は呂律の回らない声で、錯乱し、泣き叫んでいました。

私はこの時初めて、長女に自分が想像しえない大変な事が起きている事に気付いたのです。


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