中国茶1000人チャレンジ6〜17人目
中国茶お茶淹れ1000人チャレンジの経過報告です。
▼チャレンジ宣言はこちら
※ 1〜3人目のレポも上の記事内に書いています
▼4〜5人目(わたしの父と母)
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一度会ってみたい。
そう強く感じる人たちとの出会いがあった。
2021年1〜2月に日本でちょっとしたお祭り騒ぎになった音声SNSアプリ・Clubhouse(クラブハウス、通称「クラハ」)。当初は招待制だったこともあってか異様な盛り上がりを見せていて、私も運良くその流れに乗っかることができた。
日常生活では繋がらないような新しい人との出会い。声だけの交流でも人柄が見えてすぐマブダチみたいな会話ができる。一時期ほんと連日深夜まで腹筋割れるほど爆笑してた。
お祭りはすぐに終息して多くの人は離れていってしまったものの、静かに、でもしっかり熱を持ちながら長く続くコミュニティもあった。その一つがお茶好きの繋がりだ。
茶沼民。
お茶の底なし沼にハマってしまっている人たちの総称。
茶沼民の中にも中国茶勢、日本茶勢、紅茶勢などいろんなジャンルの沼があるけど、「お茶好き」という共通点があるので垣根なくフラットに交流している。
私もこのクラハ茶沼のおかげで今まであまり関わってこなかった紅茶や日本茶の世界に興味が出てきただけでなく、ダージリン飲み比べ、狭山茶飲み比べなど実際に茶葉を買って味わった。
一人じゃここまで進めなかった。
飲み比べを一緒にワイワイ楽しめる人たちがいたからこそ、新しい扉を開くことができたんだよね。
おかげさまで2021年は例年になく多種多様な茶葉が積み上がった。
会ってみたい人たち、とは他でもないこのクラハで繋がった茶沼民のみなさん。ほんと声だけでしか交流してなかったから、
日本帰国時には一度お会いせねば!
という思いが強かった。
とはいえ。
今回の日本帰国は夫と娘も一緒。
私一人で自由気ままにどこへでも行けるわけではない。
自分の予定を入れる時は必ず夫に相談してから。
そして娘を預けなければならない。
本当はみんなと予定をちゃんと合わせてから日程を決めたかったけど、ちょっとそうも言っていられない感じだったので完全に私の都合でエイヤで日取りと場所を決めた。
土曜日の午後4時間。
レンタルスペースを借りた。
借りたのはそんなに大きな部屋じゃなかったのと「誰もこなかったらどうしよう」という不安があったので小さく声をかけてみた。クラハでやってる「中国茶&台湾茶だいすきクラブ」のLINEオープンチャット内でこっそりと。
「次の土曜日の午後オフ会するので良かったら遊びに来てください」
割と急に決めたので直前の案内になってしまったけど
「行きます!」
「途中まで参加できます」
「遅れて行きます」
手を上げてくれた人たちがいた。
よかった。。。涙
誰もこなかったらどうしようと思ってたから。
そしてオフ会当日。
結果的に4時間で12人の茶沼仲間が入れ替わり立ち替わり顔を出しに来てくれて、一緒に楽しくお茶することができた。
ほとんどのみんなが実際に顔を合わせるのは初めて。でも声ではずっと交流してたし人となりも分かっていたから違和感なくなじんだ。
お茶を囲んで自然と会話も弾む。
茶器一式は私が準備して、茶葉はみんなの持ち寄り。
鳳凰単叢、プーアル生茶、ダージリン白茶などいろいろ飲み比べ。
あぁ〜おいしい。
中国茶は一つのお茶をみんなでシェアしながら何煎も飲むスタイル。
今私が感じているのと同じ「おいしい」を、みんなも感じてる。
そこに一体感があって幸せな気持ちになる。
クラハでも同じ茶葉をみんなで同時に入れて一緒に味わうってことは何度もやってたけど、今はまさに全く同じお茶を共有してる瞬間。
これこれ、これなんだよ。
お茶が楽しいの。
一応「お茶淹れチャレンジ」と銘打っているので、最初の1煎目は気持ちを込めて真剣に淹れた。
「ありがとう」という感謝の気持ちと
「おいしくな〜れ」という願いを込めて。
そうすると多分、茶葉に注ぐお湯の動きが自然と丁寧になるんだと思う。
それを見て「茶葉への愛がすごい伝わる」という感想をもらえたのは、素直にうれしかった。お茶もおいしいと言ってもらえた。おいしいお茶をおいしく味わってもらいたい。そのシンプルな気持ち一つでお茶はいくらでもおいしくなる。
2煎目以降は会話の中でみんなのペースに合わせながら、なんとなく淹れる。
おいしいお茶を囲んで、幸せな時間。
あっという間に終わってしまった。
本当はもっと頻繁に、気軽に集まりたいけど、次はいつになるかな。
会場まで集まってくれたみなさん、
関心を寄せてくれたみなさん
本当にありがとうございました。
また一緒にお茶できる日を楽しみにしています。
それまではまた、オンライン上で。
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