【NBA】GSWは残りのロスタースポット、TW契約枠を誰で埋めるのか👀
こんにちは、ユエです🌕
いつも記事を読んで下さり、ありがとうございます。
さて、オフシーズンも終盤に入り、大体のチームがFAやTWの補強を残すのみとなっている今日この頃。
GSWはレスター・キニョネスのTW契約以降、契約関連の動きがストップしています。
恐らくデイミアン・リラードを中心としたトレードが起こり、有力な選手がFAになるのを待っているものと思われますが、その選手を獲得できるとも限らないのが難しいところ。
今回はGSWのロスターをどう完成させるのかについてさっくり考察していきたいと思います。
文量も少なめにしていますので、よろしくお願いいたします。
✅GSWの補強点はどこなのか
まずは現状のロスターを見ておきましょう。
GSWは毎年の恒例として節約のために(今は)15番目を埋めないはずなので、残るは14番目とTW(ツーウェイ)2枠を誰と契約するかということになります。
(1枠はウスマン・ガルバに決まりました)
ダンリービーは現ロスターに自信を覗かせていますし、それは分からないでもないですが、より完璧なロスターを目指していくならば、GSWの補強はガード(保険)、ウイング(アウトサイドスコアリング)、ビッグ(サイズ)と各ポジションに必要だとは思います。
特に私を含めたファンの間ではビッグマンの補強を推す声が多いですが、ティム・カワカミが述べているように、フロントとしてはファンが思うほどビッグの補強を必要としているわけではないようです。
なので、ハリスもティムも言うように基本的にビッグはTW契約で埋めるのだろうと考えるべきでしょう。
そして、補強を考える上で必要なのは実際のワークアウトのリストです。
こう見ると、ガード、ウイング、ビッグとそれぞれのポジションの選手が参加していることが分かります。
これらのリストからもフロントの考えは見えそうです。
その上で14番目を埋める優先度が高めなのは2番、3番からのスコアリングではないか、と個人的には感じます。
このオフで何が1番変わったかといえば、ジョーダン・プールが抜けてクリス・ポールが加入しましたよね。
全体としては概ね良い動きだったにせよ、やはりインサイド/アウトサイドスコアラーのプールを失ったことはそれなりの打撃になります。
昨季重要な役割を果たしたドンテ・ディヴィンチェンゾも移籍したので、この辺りは補強したい点です。
(もちろん、この辺りはポジェムスキーなどの若手にも期待していますが)
実際、GSWはオフにマリク・ビーズリー、シェイク・ミルトンなど、ガードのスコアリングオプションを狙っていた、という報道がありました。
最近のワークアウトでもスコアラーのジェイレン・ノエルが招かれていますし、補強ポイントの1つであるのは間違いないでしょう。
※オフの評価は以下に長々と書いています⏬
また、ウイングの補強が必要だと言われることの多いGSWですが、実はウイングディフェンダー自体は、クレイ、ウィギンズ、モーゼス、クミンガ、GPⅡと既に充分にいます。
ウイング陣からのシュート力も完璧ではないにせよ不足しているとは思いません。4番にはダリオも居ますしね。
どちらかと言えば、多くのラインナップにフィットしうるウイングポジションのパサー、コネクタ的な選手が足りていない印象です。
(欲を言えば、全てを出来てしまうオットー・ポーター的な選手が欲しいですが、あのレベルはなかなか居ません)
まとめると、
スコアリングに貢献できるシュート確率が高いガード/ウイング
パサーやスクリナーとして活躍できるウイング
あたりが理想でしょうか。
TWではそれなりに経験のあるガード、ウイング、ビッグを足りない部分に合わせて揃えるというのが無難な選択になりそうです。
それでは以降、14番目、TWの候補をそれぞれ見ていきましょう。
✅14番目の候補たち
上記で述べたことを踏まえて、ここでは5人の候補を挙げたいと思います。順番に意味はありません。
※T.J.ウォーレン、ラマー・スティーブンス、ルイス・キングなど他にも候補に入れたい選手がいたのですが、先日BOSとのワークアウトが報じられたため、一旦保留にしています。
※他の惜しくも枠はビスマック・ビヨンボ、ジャボンテ・グリーン、ブレイク・グリフィン等です
※当初はジャベール・マギーが入っていましたが、SACと契約したため除外しています
①Terrence Ross (G/F)
🔷基礎情報、22‐23季スタッツ(ORL,PHX)
198cm、93㎏、32歳
63試合出場、平均21.1分、8.3得点
FG43.0%、3pt36.8%、FT79.4%、eFG53.2%
2.4TRB、1.5AST、0.6STL、0.7TOV
Human Touchの異名を持つ大ベテラン、生粋の点取り屋、テレンス・ロスです。
個人的にはORLで頼れるスコアラーとして活躍していたイメージが強いですね。
クラッチなシュートを沈める怖さがあります。
昨季途中にPHXに加入し、21試合で9.0得点を平均しました。
彼の特徴は何と言ってもスコアリング。
スクリーンを使うのが上手く、相手のDFを見てから、シュートなのか、空いた空間にドライブをするのかを瞬時に選択する賢さがあります。
また、得点に必ずしもボールを必要とせず、ORLでの42試合では3ptのC&Sが39.5%と十分な確率を誇っています。
オフボールムーブも可能で、カッティング、ハンドオフからのプレイなどGSWでも適応できるスキルセットを持っています。
ガードっぽくアシストをするシーンもあるので、ハンドラーとしてもある程度の仕事はこなせる印象です。
ベンチからのインスタントスコアラーとしては、残っている選手の中でもトップクラスではないでしょうか。
未だに20分程度の出場時間を得ている点やCP3との共闘経験があるのもポイントが高いです。
ただし、DFやPOでのパフォーマンスの低下は懸念点、ですね。
②Terence Davis(G/F)
🔷基礎情報、22‐23季スタッツ(SAC)
193cm、91㎏、26歳
64試合出場、平均13.1分、6.7得点
FG42.3%、3pt36.6%、FT79.1%、eFG54.5%
2.2TRB、1.0AST、0.7STL、0.8TOV
スペルは微妙に違いますが、2人目のテレンス、テレンス・デイビスです。
昨季までSACに在籍し、現在FAになっています。
GSWとのPOでも攻守で厄介なシーンがありましたね。
そんな彼の特徴もやはりスコアリングでしょうか。
身体能力を活かしたスティールから速攻が目立ちますし、鋭いドライブも武器です。
ロス同様、キャリアの3pt%が36%以上なので、シューティングへの信頼度もあります。
また、似たシステムのSACでプレイしていたこともあり、ハンドオフ、キックアウトからの3ptC&S(35.8%)には慣れていますし、困った時には個で打開できるハンドリングスキルもあります。
懸念は、
年々SACでの比重が低下し、遂には契約がもらえなかったこと
そもそもまだ若い彼がミニマム契約で納得するのか
2、3番をプレイするにはサイズがやや小さい
といった点ではありますが、大きなスキのない彼が加入すれば心強いでしょう。
③Juan Toscano‐Anderson(Wing)
🔷基礎情報、22‐23季スタッツ(LAL,UTA)
198cm、94㎏、30歳
52試合出場、平均13.5分、3.0得点
FG44.8%、3pt18.6%、FT79.2%、eFG47.6%
2.4TRB、1.3AST、0.2BLK、0.7TOV
GSWファンにはおなじみ”JTA”です。
昨季はFAでLALへ移籍し、シーズン途中にトレードでUTAに移籍しましたね。
この選手については説明するまでもないとは思いますが、基本的に賢く動き、主にオフボールでのカッター、トップやポストからのパサーとして活躍するコネクタ型の選手です。
DFでの運動量や闘志溢れるプレイも魅力的ですよね🔥
GSWのシステムは熟知していますし、擬似的なドレイモンドの役割ができるのは補強点として非常に重要です。
一方で、GSW時代から決して得意ではなかったアウトサイドシュートが昨季は壊滅的に悪くなっており、OF面での制限があることはこれまた大きな問題です。
このオフにどれだけ改善しているか、ワークアウトでの印象はどうなのか、は気になる点です。
また彼の加入によってJKのプレイタイムが減る可能性はありますから、それをどう捉えますかね🤔
とはいえ、JTAがメンター、ベンチの盛り上げ役としてチームにもたらす影響は過小評価できないと思いますし、カルチャーの再構築を目指しているGSWからすれば獲得したい選手であるのは間違いないでしょう。
イグダラも戻ってこない可能性が高く、意外とコネクタ型の選手は市場にいないので、優勝シーズン同様、十分に役割はあると思います。
3ptを35%でも決めることができればありがたいのですが。
④Stanley Johnson(Wing)
🔷基礎情報、22‐23季スタッツ(SAS)
198cm、109㎏、27歳、WS212cm
30試合出場、平均15.6分、5.8得点
FG53.3%、3pt45.0%、FT66.7%、eFG60.7%
3.2TRB、2.2AST、0.2BLK、1.1TOV
昨季はSASでプレイしたスタンリー・ジョンソンです。
2021-22シーズンにLALで活躍したのが記憶に新しいですが、シーズン後にUTAにトレードされた後、ウェイヴされています。
2022年12月にSASと契約、翌年2月に再びウェイブされています。
そんな苦労人なスタンリーですが、SASの30試合では非常に効率が良いスタッツを残しています。
特に3pt45%が目を引きますが、試投数は40本と多くありません。
これまでのキャリアの数字を見ていると35%くらいに収束しそうな印象があります。FT%がそれを物語っているとも言えるでしょうか。
とはいえ、苦手とされていたシュートを決めているのは事実ではあるので、その辺りの期待感はあります。
むしろ、彼の強みはDFにあります。
闘志ある執拗な対人ディフェンダーであり、体重も109kgある為、大型フォワードを前にしても当たり負けません。
また腕も212cmと身長に比して非常に長く、ある程度ペリメーターで抑えた後にスティールをしたり、リムプロテクトをするシーンも多くあります。
流石、元全体8位指名選手ということで身体、運動能力、スピードは折紙付きで、例えば速攻やドライブから彼がリムアタックをした場合、それを止めるのは困難でしょう。
また、ハンドラーをするシーンもあり、カットする味方に小器用なアシストをすることも出来るため、ある程度のハンドル、パス能力もあると言えます。
総合すると、やや粗さもありますが、使いやすいロールプレイヤーであり、OF的に安定すれば多くのラインナップで採用されうる選手です✨
⑤Justise Winslow(F/G)
🔷基礎情報、22‐23季スタッツ(POR)
198cm、100㎏、27歳
29試合出場、平均26.8分、6.8得点
FG40.9%、3pt31.1%、FT71.4%、eFG44.4%
5.0TRB、3.4AST、1.0STL、1.5TOV
27歳にして今季キャリア9年目を迎えるベテラン、ジャスティス・ウィンズローです。
キャリアを通して様々なポジションをプレイしてきた彼は、フォワードでありながら、パススキルがある、所謂ポイントフォワードとも称されることもある選手です。
Basketball Referenceによれば、昨季彼は2〜4番で主にプレイしており、キャリア全体では、少ないながらも1番、5番のプレイ経験があります。
キャリアを通してシュートの一貫性に苦しんでおり、例えば昨季のeFG44.4%はお世辞にも高い数字とは言えません。
加えて、シュート割合的にも2pFGAが7割を占める彼は、スペーシングに大きく貢献するタイプではありません。
一方で、トップ付近やローポストでパサーとして味方のシュートを演出したり、器用なドリブル、身体能力を活かしてリムにアタックするなど、シュートに苦しんでいるとはいえ、OF面で貢献できる要素も多く持ち合わせています。
また、様々なポジションでプレイしてきた彼は様々なポジションを守ってきた選手でもあります。
209cmのウイングスパンと運動能力を活かし、多くのポジションの選手を苦しめることができる汎用性の高いディフェンダーです。
※リンク先にはウィンズローのDFを評価している記事があります
GSWでは主に3、4番での起用になるでしょうが、意外と手薄な2番ポジションも務められるのは魅力的です。
まだ若く、攻守で汎用性のあるウィンズローは、獲得できればダークホース的な存在になり得るかも知れません。
✅TW契約の候補たち
と、ここまでは14番目候補を見てきました。
ここからはTW契約2枠を誰で埋めるかという話に移っていきたいと思います。
14番目をどのポジションで埋めるかによっても変わってきますが、とりあえず各ポジションから6人(厳密には7人)を簡単に取り上げます。
※TW契約スポットは変動しがちです。各チームのキャンプロスターから誰が漏れてくるのかにも大きく左右されます(特にOKC、アーロン・ウィギンス等)
※先に名前を挙げたラマー・スティーブンスもTWの資格はあり、彼が手に入るなら最優先で獲得したいくらいなのですが、実績的に無理だと思うので、ここでも除外しています
※内部からの選出多めです
①Usman Garuba(F/C)
🚨9/16にGSWとのTW契約が決まりました🎉
🔷基礎情報、22‐23季スタッツ(HOU)
203cm、99㎏、21歳
75試合出場、平均12.9分、3.0得点
FG48.6%、3pt40.7%、FT61.7%、eFG55.4%
4.1TRB、0.9AST、0.6STL、0.6TOV
ウスマン・ガルバはこの夏、2回のトレードを経験しています。
5チーム間トレードに巻き込まれて、HOU→ATLに移籍した後、OKCへと再びトレード。
その後、OKCからウェイヴされてしまい、現在FAになっています。
まさにリーグの動きに翻弄されてしまったガルバですが、OKCからのウェイヴ後、次のような投稿をしています。
そんなガルバですが、HOUで75試合に出場するなど2年目に成長を見せていた為、ウェイヴにはなかなか納得できないでしょう。
実際、元々評価されていた高いDF力に加えて、視野の広さやパスセンスの片鱗、試投数こそ少ないもののアウトサイドシュートの改善も見せています。
GSW視点としては、まさにドレイモンド・グリーンの足跡を辿るような長期プロジェクトになる可能性のあるプロスペクトであり、もしTW契約で獲得できるならば非常にラッキーです。
(ラッキーでした。彼がドレイモンドに憧れていて良かったですね✨)
PF/Cにしては203cmとアンダーサイズではありますが、218〜221cmのウイングスパンを誇る腕長族、というのもドレイモンドに似ていますね🤭
元1巡目選手をローリスクで獲得する機会はそうないので、是非狙って欲しいですね。
②Xavier Moon(G)
🔷基礎情報、22‐23季スタッツ(ONT)
183cm、75㎏、28歳
29試合出場、平均32.8分、22.0得点
FG51.5%、3pt42.3%、FT83.9%、eFG58.0%
4.1TRB、6.0AST、1.6STL、2.6TOV
ALL NBA G League Third Team
ALL Summer League Second Team
ここ2年LACとのTW契約を結んでいるゼイヴィア・ムーンですが、その前はフランス、ロンドン、エドモントンと各国でプレイしていた苦労人です。
既に28歳ではありますが、昨季のGリーグと今夏のサマーリーグで活躍し、それぞれでアワードを受賞している、密かな注目選手です。
LACで14試合のNBA経験があります。
GSWは早い段階で注目しており、既にワークアウトを行っています。
上背、サイズはないものの、確かなハンドリングスキル、スピード、シュート力、視野、パスセンス、判断力、身体能力を兼ね備えている選手で、ONT(オンタリオ・クリッパーズ)では44得点をスコアした試合もあります。
ハンドラーとして経験豊富であり、コートを広く見渡し、常に落ち着いている印象です。
ハイライトやスタッツを見る限りはスティールも上手そうですね。
年齢を重ねた主力ガード陣の離脱時のことを考えると、TWの一枠はゼイヴィアや後に紹介するもう1人の小兵など経験ある選手で埋めたいと感じます。
28歳でサマーリーグというと我らがGPⅡを思い出します。
苦労人にはどこかで報われて欲しいですね🔥
③Harry Giles Ⅲ(F/C)
🚨追記:9/2にBKNとの合意が報じられました
🔷基礎情報、20‐21季スタッツ
211cm、108㎏、25歳
38試合出場、平均9.2分、2.8得点
FG43.3%、3pt34.8%、FT59.3%、eFG47.4%
3.5TRB、0.8AST、0.3BLK、0.5TOV
高校時代、レブロン以降の世代で最高の才能の持ち主と称されながら、怪我によってキャリアが変貌してしまったという意味で、彼、ハリー・ジャイルズもまた相当な苦労人と言えるのかも知れません。
今回のCBAから、俗に言う"ハリー・ジャイルズ・ルール"というものが追加されています。
これは"怪我によってシーズン全体を欠場した場合、その1年はTW契約の条件である最大3年間の在籍にはカウントしない"というものです。
分かりやすく言うと、以下のようになります。
ジャイルズは4年間NBAに在籍していたので、本来はTWの資格がありません。
が、彼は17−18シーズンを怪我によって全休していたため、今回のルール変更により、その1年はカウントされないことになった。
ということです。
このルール変更に一役買ったのがBOSのジェイソン・テイタムで、彼はかつてのチームメイトを助ける為にリーグにルール変更を求めたそうです。
という訳で、ジャイルズが今季結ぶ契約はTW契約でほぼ間違いないと思います。
さて、大いに脱線してしまいましたが、ジャイルズはここ2年ほどNBAでプレイ出来ていないので、評価にミステリアスな部分があるのは否めません。
かつての世代最高の選手ということで、そのサイズとスキルの組み合わせに大きな魅力があるのは確かです。
キャリアのリバイバルに定評があるGSWはジャイルズのリハビリにも最適な場所ですし、GSWとしてもサイズのある有望な選手をTWで獲得出来るのはありがたいことです。
実際にワークアウトを行っていますし、契約も充分にあり得るでしょう。
動画は彼の個人ワークアウトですが、ハンドリングやシュート力など、やはり非凡なものは感じます。
ハイライトでは感じづらいですが、パッシングスキルもあるとの評価なので、システムにどうフィットするかは未知数にしても興味深い追加になると思います。
ただ、ガルバを獲得できるなら、その方がありがたいでしょうか。
④Javan Johnson(F)
🔷基礎情報、22‐23季スタッツ(DePaul Univ.)
198cm、92㎏、24歳
33試合出場、平均35.9分、14.2得点
FG42.6%、3pt44.1%、FT76.7%、eFG52.9%
4.3TRB、2.4AST、0.9BLK、2.2TOV
ジェイバン・ジョンソンはGSWがドラフト直後に獲得した3&D型の選手です。
大学で5年プレイしたベテランで、キャンプ契約選手に名を連ねています。
サマーリーグではあまり目立った活躍はしていませんでしたが、216cmのウイングスパンを活かして相手のドライブ、パスコースを防ぐなど、DFのポテンシャルがある印象です。
確率通りシュート力はもちろんありますし、意外と個人でクリエイトする力もありそうです。
パッシングスキル、シュートの安定感のなさは課題で、まだまだプロジェクト感が強い選手ですが、今後の成長次第では面白い選手になるかも知れません。
流行りのフレームを持った3&Dとして覚えておきたい選手です。
⑤Gui Santos(F)
🔷基礎情報、22‐23季スタッツ(SCW)
203cm、94㎏、21歳
26試合出場、平均26.0分、12.7得点
FG50.0%、3pt33.3%、FT81.3%、eFG57.9%
6.0TRB、2.2AST、0.6BLK、2.3TOV
GSWが昨年55位で指名したギー・サントスは今夏のサマーリーグで確かに爪痕を残しました。
NBA 2K24 Summer Leagueでは、
4試合出場、平均28.4分、17.3得点
FG50.0%、3pt25.0%、FT73.9%
6.0TRB、0.8AST、1.0STL、2.2TOV
を記録。
3ptはもっと入っていた印象ですが、独特のステップからインサイドへ侵入し、得点を奪うというシーンは幾度となく目にしましたよね。
正直、DF力とプレイメイキングスキルは発展途上といったところですが、フィニッシュ力とシュート力は、このサイズの選手が持ち合わせているものとしては魅力的です。
サイズのあるウイングからのシュート力を提供するという意味で、サントスとのTW契約は視野に入ってもおかしくはないと思います。
ですが、
彼がブラジルのチームとの契約を結んでいる関係上、TW契約を結ぶのはそう簡単ではないとのことなので、この辺りが障害になりそうです。
ハリスも彼を長期的なプロジェクトと見做しているようなので、これからの成長が楽しみです🤭
⑥Kendric Davis(G)
🔷基礎情報、22‐23季スタッツ(MEM Univ.)
180cm、81㎏、24歳
34試合出場、平均34.9分、21.9得点
FG41.4%、3pt34.6%、FT85.4%、eFG47.3%
3.7TRB、5.4AST、2.0STL、3.1TOV
次にご紹介するのが、個人的なお気に入り、サマーリーグのKDことケンドリック・デイビスです。
サイズは小さいながらも、視野とパスセンス、パスの正確性、忍耐強いハンドリングを活かして味方へのアシストを演出するフロアジェネラル的な選手です。
そのサイズ感やプレイスタイル、シュートフォー厶などから、どこかCP3風味を感じます。ペリメーターDFも同じく良い選手です。
デイビスもサントス同様、サマーリーグで活躍しており、ミス少なく味方を活かすそのプレイスタイルは評価されています。
🔷NBA 2K24 Summer League スタッツ
5試合出場、平均23.8分、10.4得点
FG40.4%、3pt34.6%、FT55.6%
2.8TRB、4.4AST、1.2STL、1.0TOV
また、Bryan KalbroskyというNBAライターが執筆した『サマーリーグを終えてTW契約をオファーすべきドラフト外ルーキー10選』という記事でもデイビスは取り上げられており、プレイメイキングの他にもキャッチ&シュートの確率、短距離の走力などを評価されています。
この記事でのデイビスのデータで最も興味をそそられたのは、
『メンフィス大学は、彼がコートにいる時はいない時に比べて、100ポゼッションあたり17.2得点多くスコアした。それは昨季の上位1%の数字だ』
というものです。
一言でいうと、PGとして非常に優秀だったということですね。
GSWは夏の早い段階で彼と契約したので、前から目をつけていたのでしょう。
もちろん、CP3には遠く及びませんが、彼も大学で5年プレイしており、TWに置くにしては充分にベテランですし、保険のガードとして期待できると思います。
懸念はサイズ、インサイドDFですが、これはチームで補うしかありませんね。
小さいことがある種のアドバンテージになるのは、それこそ今話題の日本代表、河村選手が証明してくれていますし、デイビス本人も背の低さを自覚した安定感のあるプレイをしています。
彼がこれからどうキャリアを築いていくのか注目です👀
⑦Neemias Queta(C)
🔷基礎情報、22‐23季スタッツ(STO)
身長213cm、体重112kg、24歳
29試合、平均27.6分、16.8得点
FG68.0%、3pt10.0%、FT80.3%、eFG68.2%
8.8TRB、2.5AST、1.9BLK、2.2TO
昨季G League MVP投票2位
ALL-NBA G League 1st team
NBA G League ALL-Defensive team
ポルトガル人として初めてドラフト指名を受けたニーミアス・ケイタです。
ケイタが日本名っぽくてかわいいです。
昨季は主にSACの傘下のストックトン・キングスでプレイをしていました。
SACでも20試合の経験があり、NBAを知る選手です。
Gリーグでの活躍もあり、SACから2年の標準契約を貰っていましたが、ジャベール・マギーの獲得により、最近ナーレンズ・ノエルと共にウェイヴされました。
(個人的には嬉しい驚きでした)
昨季のGリーグで(元)我らがジェームズ・ワイズマンをボコボコにした記憶が鮮明にあり、その頃から味方に居れば心強いだろうなと感じていた選手です。
外がほとんどなく(ミドルを打つこともある)、ポストプレイが武器の比較的古典的なセンターではありますが、走力、運動量、サイズのあるダイナミックなビッグマンです。
リムプロテクター、リバウンダー、ロブスレット、スクリナーとして優秀で、ポストからパスを捌くことも出来る器用さがあります。
ドリブルはワイズマンの方が上手ですが、速攻時に自分で持っていくことは出来ます。
受賞歴からも分かりますが、Gリーグにいながら、Gリーグに敵が居ないほどの実力を持っている選手の1人です。
サマーリーグでもGSWは彼にインサイドでかなりやられていました。
(その試合のケイタは10REB、3BLK、ゲームハイ+15)
SACはビッグマンの層が厚いチームで、ケイタにはあまり機会がなかったかも知れませんが、GSWではその自慢の守備力と運動量を発揮し、スクリナーとして上手く貢献できれば充分にチャンスがあるのではないか、と考えています。
特に今季はCP3がいるので、彼のようなタイプが伸び伸びプレイ出来る要素はあります。
正直、TW候補としてはもったいないくらいの選手です。
TWで獲得できたならコンバートもあり得る選手でしょう。
彼やガルバのような若く運動量溢れるビッグマンは、速攻を得意とするGSWで重宝されそうです。
✅終わりに:誰を選ぶ?
以上、12人のロスター候補を見てきました。
既に年齢が高めのロスターなので、14番目の候補としては20代後半〜30代前半の選手を、逆にTW候補としては可能な限り即戦力になり得る20代中盤〜後半のベテランを多く選んでいます。
特にブレイク・グリフィンはGSWが興味を持っているという報道もあって迷いましたが、14番目の獲得候補には入れていません。
また、トレードなどのリーグの動向にもよりますが、ご紹介した選手以外にも様々な選手がロスターに入ってくる可能性は大いにあります。
ダニーロ・ガリナリはそういう名前の1つですね。
ウェイブされれば、優先して獲得したいタイプの選手です。
ひとまず今回は現時点で契約できるFAから選んだつもりです。
【追記】
ドワイト・ハワードがGSWと会うという報道がありました。ワークアウトを行うようです。
直近のLAL時代ではヨキッチを苦しめたほどの選手でした。
昨季は桃園レオパーズでプレイしており、現時点でNBAでどの程度の実力があるのかは不明ですが、わざわざ会うくらいですから、彼は間違いなくオプションの1つだと思います。
ハワードが14番目、あり得るのか…🤔
トニー・ブラッドリー、ドウェイン・デッドモンらもこのスポットの候補として考えられているようなので、少し前の情報とは異なり、フロントはビッグマンを14番目の選択肢として考えているのかも知れませんね。
(私はウイング派ですが)
何れにせよ、決まるまでにもう少しかかりそうです。
さて、最後に個人的なチョイスを幾つか紹介させていただきたいと思います。
14番目:スタンリー・ジョンソン
TW:ケンドリック・デイビス
14番目:テレンス・デイビス
TW:ニーミアス・ケイタ
14番目:JTA
TW:ゼイヴィア・ムーン
各ポジションから揃えたいところですね。
ロス、ウィンズローも面白そうです✨
皆さんは誰を選びますか?
是非Xのコメント欄に書き込んで下さいね。
この記事が良いなと感じたら、いいね、スキをお願いいたします。
今後のモチベーションになります🔥
ロスターが確定した後、前回の記事の後半を執筆するつもりですので、ぜひそちらも読んでいただけると幸いです。
それではまた次回お会いしましょう❗
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