ぜんそく体質の改善は"油"に気をつけること【ぜんそくも食事の偏りの病気の1つ】
先日、Kindle Unlimitedのおすすめに出てきたこちらの本を読みました。
ここ最近ぜんそくに悩まされていたのですが、薬で封じ込める以外の根本的な体質改善について記された本に初めて出会ったので、感動しまして・・!
内容を紹介しつつ、情報をまとめたいと思います。
ぜんそく歴について
まずは、私の喘息歴から。
3歳で小児喘息を発症し、子どもの頃は毎日たくさんの薬を飲んでいました。
低気圧になると喘息が悪化して寝られなくなるので、天気予報を見ずとも台風が近づいていることがわかりました。
飛行機も気圧の変化が辛い。。
呼吸が苦しい時期と学校のマラソン大会の時期が被ると毎日体育が辛い。。。
中学生くらいになって体力がつくと、自然と喘息症状は出なくなりました。
何年も自分が喘息持ちだったことを忘れているくらいで、すっかり治ったと思いきや! 30歳ごろから急に喘息症状が再発したのです。
(小児喘息が一回治まり、30代ごろで復活するのはよくあることのよう。)
いやいや病院に行き、一酸化窒素検査を行いまして、案の定喘息判定。
(やったことがある方にはお馴染みの、あの雲☁️のやつです)
しかも、数値が私が検査をした病院では歴代トップ5に入る悪い数値だったようで、たくさんの薬とステロイドの吸入の処方箋をもらうことに。
先生から強めに【喘息は治りません。一生付き合っていく病気ですから、お薬を飲み続けてください】と言われました。
でも何か腑に落ちなくて薬を飲んだり飲まなかったりしつつ、数ヶ月後にまたにその病院にかかると、「この数値で薬を飲んでないなんて・・!」と看護師さんに嘲笑とも取れる態度で怒られる始末。笑
ただ、このころすでに東洋医学や植物療法を勉強していたので、自分的にはやっぱり薬で対処療法的に封じ込めるやり方にしっくりこなくて・・
一方で症状は出ているので、呼吸が苦しいときには致し方なくステロイドのお世話になる日々でした。
そんな中で!この本に巡り合いまして。(やっと戻る。)
ああやっぱり喘息発作も生活習慣病なのだな。
(本の中では食原病という面がある、という表現でした)
体質によって程度はあれど食事が影響しているんだと、納得しました。
喘息の原因と病院(西洋医学)の治療
そもそも喘息は、慢性的な炎症を起こしている気管支に何らかの刺激があったことで発作が発生します。
病院にかかると、この炎症を抑えるためにステロイドの吸入などが処方されます。
ステロイドは一時的に炎症を抑えて気道を広げてくれますが、炎症そのものを完治させる方法ではなく、症状に対する対症療法です。
やはり多くの病院では、『喘息は治らない。発作が出ない時期も一時的に影を潜めているだけで、一生付き合っていくもの』という前提で対症療法の薬が出されることが一般的ですよね。
では、そもそも慢性的な炎症はなぜ起こるのか?
こちらの本によると、炎症物質が増えてしまうのは『リノール酸』という成分を食べ物から摂ることが原因の1つとされています。
【喘息も食事の偏りの病気の1つ】
【西洋医学では治らないと言われているが、体質改善で症状を軽減できる】
ということですね・・!
炎症を起こす油・炎症を抑える油
リノール酸は食用油、特に植物油に多く含まれるため、植物油の取りすぎがぜんそく体質を悪化させるようです。
具体的には、紅花油、グレープシードオイル、とうもろこし油、サラダ油、ごま油などにリノール酸は多く含まれている。
(馴染みのある油ばかり・・!)
加工食品にも含まれていることが多いので注意。
そして、 リノール酸=炎症を起こす油(オメガ6)に対し、炎症を抑える油(オメガ3系)として、魚油・エゴマ油・あまに油が紹介されていました。
人間が健康にいるには、
【炎症を起こす油=リノール酸(オメガ6):炎症を抑える油(オメガ6) = 1: 1〜4】が理想なのですが、ぜんそく患者は 【1 : 50】 くらいになちゃっていることもあるそう。
まずは徹底的にリノール酸/オメガ6系の油を減らす。
そして、オメガ3系の油の摂取を増やす。
これが重要みたいです!
ぜんそく体質の改善のためにやること・まとめ
・徹底的に炎症を起こす植物油を減らすこと(オメガ6/リノール酸)
・魚を食べる(お刺身でも缶詰でも!)
・エゴマ油やあまに油を摂取する(オメガ3)
・食事作りも過程を茹でる・煮る・蒸すなど油を減らしてシンプルに(炒める・揚げるは減らして)
重要なのは気管が炎症を起こすものを避けることとのこと!
文明は急激に発展して食事は豊かになりました。
一方で、人間の身体の進化はそれにほとんど追いついていない。
自然食だけ食べていた時代のままです。
油に関わらず、今は人体に不要なものがたくさん出回っていて、日常の中で知らず知らずのうちに口にしてしまうことがたくさんありますよね。
不要なもの(あるいは長期的な摂取で身体に毒となるもの)は避けていくことが健康への鍵ですね。
この本にも記載がありますが、メディアでは健康になるためにはこれを取ると良いという情報はたくさん溢れていますが、これをやめた方が良いという情報はあまり出回らないもの。
自分で積極的に情報を得ていかないといけないですね。
常々思いますが身体のことは本当に奥が深く、勉強することが多くて楽しすぎます。
まずは、より一層油に気をつけていきたいと思います!
改めて参考書籍:
オーガニックのハーブティー