1年生と6年生を断る
こんにちは。ちょっと雑談から♬
先ほど運転免許の更新に行ってきました。受付で免許証を渡すときに電話番号を聞かれてドキドキ…電話番号をどもらずに言えるかな…(^-^;
〇〇72っていうところが一番言いにくいところ…少し間が空いたけど…
よし!言えた(^^♪
そのあと講習を受けていると,講師の人がいろんな人を指名して回答をさせだした。やばい…当てられたらどうしよう…ドキドキ…はらはら…
何とか当てられずに講習終了!こんなささいな出来事でもドキドキしちゃうのってしんどいな~
雑談が長くなりましたが,本題です。
僕は校長面談で毎年1年生と6年生をお断りさせてもらっています。教員の中では「一任します」という人もいるみたいですが,僕には到底できません。理解はできますよ。どの学年でも与えられたところで頑張りますってことだと思います。その気持ちは僕も一緒です。当たり前ですよね。教師という仕事をやっている以上は与えられた場所で精一杯頑張ります。だからと言ってどうしても伝えないといけないことがあるんです。
それは,『周りの人に負担や迷惑をかけるリスク』です。
人によって吃音の種類が違うようです。主に分けられるのが「難発性」と「多発性」。「難発性」は初めの言葉が出てこないで沈黙が生まれる発音方法で,「多発性」は初めの言葉が連発してしまう発音方法だとか。裸の大将の話し方が「多発性」の代表ですかね。
さらに「台本〇」と「台本×」という特性があると思っています。いろいろな吃音の方の投稿を見ていると,セリフが決まっているとどもらずに言えるんだけど,アドリブがちょっと…という人がいます。この人が「台本〇」。
一方で,セリフが決まっているとどもってしまうんだけど,アドリブだとスムーズに対応ができるという人がいます。この人が「台本×」
僕は「難発性」&「台本×」なので,児童の名前をタイミングに合わせて読むのは苦難の技。まだまだできそうにありません。
そんな僕が6年生を担当することで,卒業式の練習に迷惑をかけてしまうことは目に見えています。努力で何とかしますのレベルではないという事。立って一発本番なら何とか努力して泣きながら隠しながら頑張りますが,卒業式には練習がつきもの。その時の主役は児童。教師がどもっていたら全く練習になりません。
もっと想像力を働かせると,PTAからの苦情が来ることもあり得る。なんで主役の児童が困るような先生をつかせたんだと。
その対応をするのは自分ではありません。管理職である,教頭先生,校長先生です。その方々にはあらかじめリスクを伝える必要があります。
1年生も一緒。1年生は児童の名前を呼ぶことが式以外にもたくさんあります。範読をすることもたくさんあります。
ほとんどの方は知らないかもしれませんが,吃音は言語未発達の子には悪栄養を及ぼす場合があります。伝染です。
吃音をマネしてしまうと,言語未発達の子の発達が正常に行われずに発達段階で歪んでしまい,吃音になってしまうことが往々にしてあります。
僕もそのタイプだったからです。
だから1年生にもリスクが存在します。
それを校長面談であらかじめ伝えました。そして最後は必ずこう締めます。
「いろいろ言ってすみません。その上で校長先生が判断され,僕に任せていただいた仕事は全力でやらせていただきます。」
本当は6年生やりたいんだよ。吃音でも上手くいった事例を教えてほしいな。
~言葉が障害になっている人に僕の応援が届きますように~
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