初投稿~きっかけを話します~
こんばんは。吃音ボーイです。
僕がnoteを始めた理由は「吃音が強みになってないぞ…」と感じたからです。
僕は吃音にずっと悩まされていました。学生の頃も音読は出来ない,発表は出来ない,やりたくて立候補した呼びかけもどうしても声が出なくて降ろされた。
そんな経験をしてきて,小学生からの夢だった『小学校の先生』になることをあきらめていました。だって卒業式で呼名ができない先生なんて存在しなかったし,想像もできなかったから。
月日を重ねて,大学生で就職活動を始めると人生は絶望に立たされた気分になった。面接で全滑り。声も出ない。質問に答えられない。準備を完璧にしていってもダメ。逆に準備していかない方がいいんじゃないかと思ってぶっつけ本番でやってみてもやっぱりダメ。
ようやく一つの会社に拾ってもらい,そこで働くことを決めた。
仕事もスタートさせてくると,意外にできることが多かった。初めは全くできなくて落ちこぼれだったけれど,やっていくにつれて周りの同僚よりも営業成績が良くなった。ロールプレイングも徐々に良くなってきた。(同僚の前では全く流ちょうに声は出ないままだったが…)
でもその仕事は離職率が高く,何年も続けられる仕事ではないことは初めて一か月で分かった。するとより未来が暗くなった。
そんな中,中学生の頃に書いた“20歳の自分へ”という手紙が来た。
夢は『小学校の先生』と『地元のサッカーチームのコーチ』の両方をやっていますかというもの。
自分の心の声を初めて真剣に聞いたような気がした。
やってみていいんじゃないかなと…
そこから教員になることを目指して勉強スタート。
(中略w)
小学校の先生として3~4年経過した今,吃音をネックになっていることは少ない。もちろんどう頑張ってもできないことはあるけれども,教師としての仕事には大きく支障は出ていない。
それで満足していた。ただ,ちょっと待ったと心が叫んでいるような気がした。
「吃音が強みになってないぞ…」
その心の声がnoteを書くきっかけとなった。
吃音を持っている小学校の先生がいることを一般的に知らない。吃音を持っている子どもの未来が明るいことも一般的に知らない。
吃音で未来が暗いと思う事なんて僕がやったんだからもういい。
いまの子どもたちには明るい未来が待っていることを伝えたい。
そんなnoteになるといいな。
言葉が障害になっている人に僕の応援が届きますように