(下書き供養)赤月ゆにとSFって相性が良いのではという疑問

コレ、酒に酔った勢いで書き殴った文章なんですがこのまま下書きにしておくのも勿体無いので供養しておきます。

以下本文


何故、蛇や蜘蛛を人は恐れるのか。その理由を知っている人はいないだろうか。
いや、この問題についての正確な答えを、人類はまだ持ち合わせていない。
故に正解は無いのだが。
しかし、これらに不快感を覚える人間が多いのもまた事実だ。

近年の研究で、これらは人類が進化の過程で身につけた防衛反応である可能性が浮上している。
我々の祖先がまだ火を操る術を持たず、樹上で暮らしていた時代。
或いはそれよりも更に以前、まだ鼠の様な姿であった時代。
即ち、未だ食物連鎖の頂点では無かった遥か太古。
毒蛇や毒蜘蛛というのは我々の祖先にとっては天敵であった筈だ。
当然、我々の祖先は捕食者から生き延びる為、不幸にも遭遇してしまった場合一目散に逃げ出すだろう。
インパラがライオンから逃げ出す様に。

それは非捕食者の遺伝子の刻みつけられた恐怖の記憶であり、この遺伝子を受け継いだ子孫は捕食者の魔の手から逃げ延びる術を得たのだ。
そして、その遺伝子は時を超え今も我々に受け継がれている。
故に、人は蛇や蜘蛛に生理的嫌悪を抱くのだと。

現に、『毒を持つ生物』と聞いて蛇と蜘蛛を連想する人は多いと思う。
蛾や蠍、海月、蛙、百足。大なり小なり毒を持つ生物は多いが、この二種がイメージの大半を占めるのは我々が恐怖の遺伝子を持つ証左となり得るのではないだろうか。

いやいや、赤月ゆには所詮インターネットで活動する一介の(バーチャル)Youtuber、それと遺伝子が一体何の関係があるのかと思った方もいるかもしれない。

遺伝子とミームは表裏一体。
彼女が本物の吸血鬼であるならば、彼女の活動は何らかの不幸が起きない限り100年、200年と続いていくだろう。
我々と、我々の子孫が数世代に渡って『ゆに様すこだ‥‥‥!』を繰り返し『赤月ゆに』ミームが拡散、連日twitterのトレンドやpixivのランキングを『赤月ゆに』が席巻する中、遺伝子に変化が訪れる日が来る。

即ち、金髪美少女吸血鬼を無条件に愛で、崇拝する遺伝子が誕生する日が。

そしてその遺伝子が遍く人類に行き渡った時、彼女は真の意味で我々の前に姿を現すだろう。

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