商業誌と同人誌の違い、サークルの定義についての話
※予め。以下の文章は全て個人の見解で個人の意見です。
※言葉の意味・定義は時代と共に変わることがあると思います。
別でnoteに書いていた内容の中で、簡潔に同人について触れていましたが、こちらで、もう少し書いてみたいと思います。
商業誌と同人誌の違い
今の商業誌と同人誌は、以下のような定義で使われていることが多いです。
商業誌【営利】
同人誌【非営利】
元々は、商業誌は【顧客が求めているものを書くもの】で同人誌は【好きなように書くもの】と定義されていたようです。
更には【複数人で同じ題材・テーマで原稿を書き、寄せ集めて作った本を同人誌】で【個人で原稿を書いて作った本を個人誌】と区別していたり。
出版社または自費出版だとしても、営利か非営利かという区別ではなく、書き方のスタンスの違い、複数人か個人かで区別していた模様です。
言い切りを避ける書き方をしているのは、元々、定義が曖昧だから。
個人個人、みんな違う解釈だから、どれが正しいなんで当時の人じゃないとわからん。下手すりゃ当時の人ですら、それぞれ違う解釈を持っている可能性もある。
それでなくても、今は同人誌で生活できる人もいるし、同人誌が人気出たからって出版社から改めて発行する(中身は編集者と相談して変更したり書き下ろしをつけたり)ケースもあるし、出版社を通さないで自費出版をして生活している人もいるから、さっきの、上で書いた定義なんて意味がないんじゃないかって思うくらい多種多様で、考え出すと放り投げたくなる。
商業誌と同人誌の区別がなくなる時代が来ているのかもね。
個人的には、
更には【複数人で同じ題材・テーマで原稿を書き、寄せ集めて作った本を同人誌】で【個人で原稿を書いて作った本を個人誌】と区別していたり。
という考え方が一番スッキリします。
じゃあ、出版社から出した本は、【出版社発行本】?
本当は【出版本】って言いたかったけど、『自費出版』と言う言葉もあるから使えないね(苦笑)
考えた結果、「もう、あえて言わなくてもいいんじゃない? どこの発行か裏に書いてるっしょ」って思いました(苦笑)
サークルの定義について
本当の言葉の意味は『円』なんだけど、日本では『関心や趣味を同じとする人の集まり』という意味でも使っています。
イベントでの『サークル』という言葉。今は『イベントでスペースを出す側の表現』で使われていることが多いです。
元々、個人の場合は『サークル』って言っていたかどうかは覚えていません。気にしてなかったしなぁ。
今のままでも問題はないように思いますが、個人的な事情で『イベントでスペースを出す側の表現』で【サークル】以外で使いやすい言葉があるなら、その方が嬉しいなとは思います。
『個人サークル』って、なんかちょっと寂しく感じちゃうんだよねぇ。
『グループ』『個人』なら良いんだけど、『サークル』って複数人ってイメージだもの。「個人だけど複数人」って……(苦笑)
なんか、良い表現がないですかね?
最後に
言葉は時代と共に変わっていくものだと思っています。多種多様な世界になってきているので言葉も合わせて変化しないと違和感が出てきちゃうから。
それだけに個人個人の見解や解釈の違いはあると思います。
一意見として捉えていただけたら幸いです。
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