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RPAとの出会い その④
パソコンが調子悪かったり、月末でアワアワしたりしていたら、もう9月。上期も終わってしまう…。時が経つのは早い…。
下期はどんなことが待ち受けているんだろう。
RPAとの出会い その④道を切りひらくには?
前回、ホウレンソウを怠ったせいで上司との関係が険悪になり、自分の配慮の足りなさに心から反省したゆづさんでした。
(今では愚痴含め、話したがりな私のPAD関連トークを全部受け止めてくれる上司……本当に当時の私の対応が足らず申し訳ない!!)
もそもそ潜伏期間
この頃、担当しているお客様の数もどどっと増えたり、相変わらずの部材欠品による納期延伸や毎日のように届く価格改定の対応が滞ったり、思い返してみると2022年夏から2023年春は、身体もメンタルもしんどかったなと思います。
部署内での退職者も結構多かったですし。
けれど、やっぱりPADは運命のツールだったんだなと感じるのが、普段の事務員としての仕事もままならないなかでも、PADの勉強をやめたいと思うことも、PADでのRPA推進を諦めようと思うことも一切なかった……、むしろPADの存在は心の支えでした。
絶対にPADでみんなの、自分の業務を楽にしたいという気持ちはすり減るどこか増える一方でしたね。
そんなこんなで、2022年夏から2023年春は潜伏期間-
業務をこなしつつ、ひたすらPADの勉強を頑張る、頑張る、頑張る…私に足りないのはとにかくスキルだ!!と、がむしゃらに勉強をしていました。
でも当時作ったフローを見ると恥ずかしい……。
セルに文字を入力するのも、「セルを選択」→「キーの送信」
セルをコピーするのも、「セルを選択」→「キー送信」でCtrl+C
書き込むとかコピーするアクションは目に入らなかったらしいです。
どんだけ「セルの選択」が好きなのか!とツッコミたくなります。
でも、分からないなりにがむしゃらにフローを作っていたんだなと、自分で自分を褒めてあげたい!!!!むしろ愛らしいじゃないか!!
ひとりで展示会へお出かけ
そんなこんなで2023年4月、新年度が始まりました。
いつもと何も変わらない4月でしたが、小さい小さい変化が訪れます。
「折角だから、IT WEEK春に行かせてあげてみたら?」
以前からPADに興味をもってくださっていた他部署の先輩から、上司へ提案がありました。AI・業務自動化のコーナーがあるから、刺激になるのではないか、とのこと。
うちの会社は事務員が展示会に行くことはほぼありません。新人のときに、1~2回いけばいい方です。外部セミナーに参加することもほとんどありません。まだセミナーに参加したことない先輩も多いのではないかな。
「っていう提案があったんだけど…」
「行きます!」
そんなこんなで、ひとりで展示会に赴きました。
入り方が分からん…と戸惑いながらも、なんとか入場。
本当は12:30まで仕事して、外でお昼食べて、移動して、14:30くらいから入れればいいんじゃない??と上司とも話していましたが、楽しみすぎてお昼を食べずに会場に突入……!!!!
なんか、世界は広いなと感じましたね。
私が勉強を諦めたRPAツールやPADや名前は知っているRPAツール以外にも世の中には沢山のRPAツールがあって、AIなんちゃらみたいなのがあって……、工数削減や自動化するためのものがたくさんあって……、たくさんの人が来場していて、たくさんの人が求めている…。
なんとなくこのあたりから、私もいつかRPA導入を検討している企業に、PADを推進、導入のお手伝いをしたいと思うようになりました。
私は今こんなにRPA推進が進まなくて辛いと思っているけど、きっとここに来ている人の中にも同じ気持ちの人がいて、来ていない人の中にもいて、そしてRPAの存在を知らないけど人手不足なのに繰り返し作業に追われて苦しんでいる人もいる。
なんか悔しいなと感じました。
自分の会社の推進すら出来てないのに、人のことを考えるなんておこがましいけれど、今でもその悔しさは消えていません。
ってか、私の原動力っていつも「悔しい」なのか!?
小さな勇気は大きな一歩
悔しさを抱えたまま、5月……。
この頃には、私がぎゃいぎゃいPADを使っているので、上司もすっかりPADを認めてくれるようになりました。(納得しているかは別にして)
というのも、この頃、1ヶ月40時間越えだった自分の残業時間を、PADと根性で0時間に削減。「PADのお陰だ、どうだ恐れ入ったかー」と語るより見せる方式でがむしゃらに頑張っていました。
で、それで推進が進んだかというと、進まず。
というより、自部署は私が頑張れば頑張るほど、「あんなに頑張らないといけないなら関わりたくない」「勉強!?やりたくないんだけど。」オーラがひしひし。
考えてみると、会社で(学校でも)こんな大きなプロジェクトを、0から推進するなんて初めてだから、自分も経験の手札がないし、努力と根性だけで人の心は動かせない。
自分がPADを使えば使うほど、まわりはPADから離れていく感覚が悔しくてしかたない。便利だから使おうよの言葉が響かない。
PADのスキルを教えてくれる学校はあっても、私が知りたいのはスキルじゃない。(もっともっともっともっとスキルも欲しいけど!!!!)
そんな時に出会ったのが、ロボ研さんのRPA推進者向けのセミナーの告知ツイートでした。ほとんどセミナーに参加することがないイチ事務員は、次の日、初めて自分から上司に申告をしました。
「受けたいセミナーがあるんです」
自分からセミナーを受けたいだなんて事務員のなかでは前代未聞。ダメと言われるかもしれない。でも前代未聞のことをやっているんだから、ダメならダメで有休取って家で受けるさ!そんな覚悟でした。
2023年6月。
このときの勇気が、これから先の1年の運命を大きく変えたのでした。