シャノンIRセミナーQAメモ【神戸投資勉強会in東京】
2024年7月6日開催の神戸投資勉強会in東京に登壇いただいたシャノンの個別ブースでのQAの一部を公開いたします!
QAの前に、IRセミナー本編のプレゼン(代表取締役社長 中村様)については、こちらのアーカイブ動画をご覧ください!
※チャンネル登録よろしくお願いします!
Q 今期(2024年10月期)から、なぜ黒字化するのですか?
A 新規サブスクリプションを獲得するためには、一定の顧客獲得コストが発生します。従来は売上成長率を優先し、利益が出るギリギリのラインまで成長を目指して投資(営業人員の増強やそれに伴う広告宣伝費の増加など)をしてまいりました。一方で、新規獲得のための営業活動は簡単なものではなく、新規営業人員の戦力化には一定の時間を要することもあり、投資に見合うペースで成長しきれなかったという状況でもありました。これに加えて、直近2期間はサブスクリプション事業以外の事業(イベントクラウド事業、メタバース事業、広告事業)も計画通りに進まずサブスクリプション以外の面でも全体業績の足を引っ張る結果となり、のため赤字となりました。
このような状況に対して、昨年来全社的なコストバランス(採用戦略を含む)の見直しを進めてきました。その仕上げという中で、当期(2024年10月期)も、全体的なコストや他事業の売上・利益計画を大幅に見直しし、損益分岐点が下がるように予算を調整をして臨んでおります。その中には、新規サブスクリプションの獲得ペースを上げていくことを少し我慢するという要素も含んでおります(*1)。その結果、ここまでの状況としてはコストの増加を抑えつつ同時に売上高(特にサブスクリプション売上)の成長も一定程度実現できており、通期黒字化に向かって進めているという状況となります。
(*1)新規サブスクリプションは、獲得初年度は該当案件から発生する収益に対して、それを獲得するためにかかったコスト(CAC)が上回るという構図になっており、通常は2,3年以上継続的にご利用頂く中で採算性を確保していくというビジネスになっております。当期の予算編成では、従来よりもこの新規獲得に対する投資を抑制し、前年度に増加したサブスクリプション売上の範囲できちんと賄えるようにすることで収益をコントロールしております。
Q BSを見ると一定額のソフトウェア資産が計上されています。今期追加減損の可能性はありますか?
A 減損リスクは固定資産を計上している以上、常にあると考えておりますが、2023年10月期にメタバース事業に関しては減損損失を計上済みのため、現時点では当期以降に追加の減損損失を計上するリスクは 高くはないと考えております。ただし、メタバース事業に関する前期の減損処理は部分的に行われており、当期もまだ当該事業に関する固定資産(4千万程度)が一部残っている状況のため、こちらの追加減損が発生するリスクについては、他の事業に関する減損リスクよりも高いとも認識しております。
そのほか
『2024年10月期第2四半期決算について想定されるご質問に対する回答』
(https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS03657/d9441d0a/0611/4706/8de8/5a2dd79dd2fb/140120240613528291.pdf)及び
『2024年10月期第2四半期決算に関連したご質問へのご回答』(https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS03657/279b89f8/e6a3/4211/b88d/4136ccd20799/140120240626538575.pdf)もご参照ください。
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