【レースレポート】2022年 文部科学大臣杯 第77回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会 ロードレース
レースがあった日曜から月曜の昼に帰宅。そこから疲れがどっと出てきてそのまま寝まくった。
ーはじめにー
自分の中ではひと段落整理が着いたので、レポートを書いていますが、みなさんもご存知の通りレース中の落車による選手の訃報があり、少し言葉が出ない状態です。
そういう時だけ大きく取り上げて、自転車競技のイメージが良くなくなる事をされるのがいちばん悔しいです。今回は事が大きいので仕方がありませんが、現場にいた訳でもない、関係の無い人達が騒いでいるのを見ると悲しく、悔しい気持ちになります。
今回旅立たれた方との面識はありませんが、同期の1人が高校3年間を共にした人で、聞くには彼は誰よりも自転車を楽しんでおり、自転車が大好きだったと。彼の為にも安全に、そしてより良い自転車競技の在り方を競技者全員が探していかなければいけないと思いました。亡くなられた選手のご冥福をお祈りします。
ーRACE INFORMATIONー
大会名 2022年 文部科学大臣杯 第77回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会 ロードレース種目
通称インカレロード
開催日 2022/9/4
場所 鹿児島県肝属郡錦江町及び南大隅町 特設周回コース 1周 24.2km 標高差221m
男子6周(145.2km)
女子3周(72.6km)
ーRACE RESULTー
32位/完走者36人中
出走者168人中
目標の完走達成!
ーBIKE INFORMATIONー
BIKE/CENTURION GIGA DRIVE 4000 Disc
TIRE/MAXXIS Columbiere 25C
WHEEL/DT SWISS PRC1400 sprine db35
BRAKE PAD/Vesrah Pad
SHOES/LAKE CX332
ー今年のロード集大成ー
白馬クリテから1ヶ月、一瞬だった。
しかし、この1ヶ月で3日間ビワイチや先輩達との練習でかなり足も出来上がり、調子は良かった。
しかし、これまで出場したロードレースはクリテのみ。
初の長距離ロードとなるのがインカレ。
慣れない大集団走行に不安だった。
しかし、インカレ後のMTB、CXの予定を決めていく事に、これからとてもハードなスケジュールが待っていることに不安やストレスが積もり、練習への気持ちが少しずつ薄れてきていた。
インカレ1週間前には気持ちの調整ができておらず、まともな練習ができない様になっていた。ので、無理やりにでも走るためにいつもお世話になっている闇練に出向いた。
インカレ出場メンバーは自分だけで、人数も少なかったが、強度は高い。まともに足を回していないから途中ちぎれかけながらも最後のスプリントが上手くいき初の優勝。モチベーションがグッと上がった。
ー前日試走、当日ー
前日から鹿児島入りして、現地へ向かう。
しかし大雨。晴れ間に練習走行を行ったが途中からの雨で1周のみ。闇練から強度を上げていなかったのでもう少し上げたいところだったがそのまま当日になった。
当日は早朝からバタバタと現地のピットエリアへ向かい、ピットエリア確保、1時間前からアップ開始。
サポートがあったのでかなりスムーズに準備完了。
しっかりとアップが出来た。
ーレース本番ー
当日も雨だった。
スタート位置はかなり後ろから。
やはり大きな大会なので緊張感がとてもあって、レース前のゼリーを飲むのを忘れてスタート。
最初に待ち受ける坂を駆け上がり、走ってゆく。
雨で路面はウエット。周りは山なので道路脇には苔が生い茂る。普通に走っていても滑りそうな路面だった。
1周目の最後の下り、超ウエットの中80kmを超える速度が出た。自分は怖くてたまらずブレーキをかけるが、周りはコーナーのインから攻めていく。1人が転けたのを見てブレーキをかけてそしてまた落車していく。恐ろしい景色だった。斜め前で1人の選手が落車し、こちらへ飛んでくる。焦ってブレーキを強く握りそうになったが落ち着いて減速、フロントタイヤにぶつかったが片足を外して持ちこたえた。
恐怖のダウンヒルの後は市街地の平坦。
下りで大きくメイン集団から離れたので全力で追いかける。
幸いにホームストレートは向かい風でメイン集団のペースはぐっと下がるので、追いつく。
…そんなことを4周ほど繰り返した。
ラスト2周の最初の上りでちぎれかけるが、その後ギリギリ追いつき、持ちこたえるが、また最後の下りで離され、さすがにラスト一周はペースが上がり追いつけず、しかしラスト1周まで耐えたのでカットされずに走りきった。
ーレースを終えてー
完走出来た。
怖くて、しんどくて、苦しくて、でも怪我もないままに帰ってこれたことに感動した。
それと共にトップとのレベルの違いに愕然とした。去年にTOP10に入っていたひとつ上の先輩と比べるとまだまだ弱さが目立つ。
しかし、下りで大きく離されながらも完走しきれたのなら、路面が良くて下りも着いていけたならもっと希望はあるのではないかと思った。
今年から始めたロード競技、初めてのことだらけだがこれまでMTBとCXで培ってきた力はロードでも役に立つと感じた。
これからはロードのシーズンを切り上げ、MTB、CXに出ていき、今度はロードで培った脚をこちらで使いまくって、暴れていきたいと思う。
ーサポートへの感謝ー
今回の遠征では同期3人と先輩のママさんがサポートに同伴。最高のコンディションでレースに挑めました。
そしてラスト1周では、先頭から遅れた僕に熱い声援を送ってくださった現地の皆様、交通整理をしてくださった方々からも大きな声援をいただきました。
苦しながらも最後まで笑顔でしっかりと走りきれました。
いつも本当に応援、サポートありがとうございます。
これからも頑張っていきますのでよろしくお願い致します。