適応障害・うつ症状になって自分のわかった『あきらめ癖』について
僕は適応障害に診断されて絶賛治療中である。
治療をする過程で自分の心の動きや自分の言動の意味により深く内省し、
自分と向き合うことで一つ見えてきたことがある。
それは『あきらめ癖』だ。
何かやりかけのことをほったらかしたりすることではない。
自分の主張を理解してくれない人に対し、伝えることを諦めてしまうと言うことだ。
今の自分はこんな風に感じてる、思ってる。と言うのはなかなかうまく言葉にできないものだ。
逆に、自分でははっきりしているけど、数多くの事象や気持ちが複雑に絡み合っていて、たくさん伝えないと自分の本当の気持ちが伝わらないからと、一度に多く話しすぎてしまうこともある。
そんな時、やっぱりなかなか伝わらない。
当たり前かもしれない。
「いや、違うんです。これは、こうなんです。」そう言えば伝わるのかもしれない。
でも『あきらめ』ちゃう。
そのことでその場の会話やコミュニケーションがスムーズになるなら、自分の気持ちは押し殺して、閉じ込めて、相手に間違って伝わったことを
はい、その通りです。
と認めてしまう。
相手は、「あーよかった。理解できたし、いい調子だぞ」と思うかもしれない。
でも僕は、「また、『あきらめ』ちゃった…」とまたナーバスな気持ちになってしまうのである。
なんだか全然話を聞かないし、僕の言い分を勝手に理解した気になって自分語りをする上司がどーも嫌で、その上司に「最近どう?大丈夫ですか?」と聞かれても、本音では「話通じないから、お前のせいでなんだか最近調子悪いわ」と思っていても、また面倒臭そうだな…と感じると僕の口から出るのは「はい、具合悪いこともありますが、大丈夫です」なんだ。
この「あきらめ癖」はよくよく思い返してみると、かなり若い頃からあった。
昔はどう対処していたんだろう?まあいっかで済んでたのかな?
どうにかして解消してたのかな?
昔からの癖による負荷が積み重なって今になって爆発したのかな?
それとも普通の人はこんなこと当たり前で、飲み込んで生きていくのかな。
全然気にならなかったりするのかな。
だとしたら、俺はもしかしたらこのまま回復できないかもしれない。
俺は普通じゃないのかな。
なんか障害があるのかな。
次回病院に行った時に話さなきゃ…と思っても伝えるのが大変そうでまた「あきらめて」しまいそうなのが僕。
こんな事を考えてる時が僕は一番うつっぽい感情になるのです。