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回想③【7】
約束の日、友人と再会を果たした僕は、自分の置かれた状況を伝えました。
転職したこと、転職したけど悩んでること、また転職を考えていること。ここ数日めまぐるしく変化する状況を自分でも整理するかのように伝えました。
すると友人から「良い話がある」と。
友人と僕が最初の職場でお世話になった大先輩が人を探している、とのことでした。
そして、その人とは僕自身のことでした。
話を詳しく聞きたいと思いました。
そしてその日に友人は先輩と連絡を取ってくれ、先輩も仕事終わりにすぐに駆けつけてくれました。
先輩の会社のこと、どういう課題があるか、どんなことを自分にやってもらいたいのか、色々と教えて頂きました。
もちろん僕自身のことや、今の状況、体調面も含めてすべて正直に答えました。
最後に先輩から名刺を頂き、履歴書の送付先を伺いその日は別れました。
ここしかないと思いました。
先輩の紹介で選考させて頂くとはいえ、見送りになる可能性は十分にある。そのことを考えながら僕は選考に臨みました。
結果、内定を頂くことができ、入社しました。
ちなみに別で受けていた二社のうち一社は内定を頂き、もう一社は最終選考の段階で辞退しました。今の会社の内定を頂いたためです。
おかげさまで今では体調も回復し、メンタルクリニックには通院していますが快方に向かっており減薬にも成功しました。
あの日あの時、友人に出会っていなければ、
自分の気持ちを伝えていなければ、
先輩に出会うことができなければ、
今の自分は存在していませんでした。
今、僕は先輩改め上司のために仕事をしています。
少しでも期待に応えたいことはもちろん、自分自身のキャリアの再出発のため、イチからのリスタートを切るため、日々生きています。
覚えることも多く、ミスのないように取り組んでいますが、人に恵まれていることもあり今では幸せな生活を送ることができています。
今の会社で、ずっと働き続けていきたい。
そんな気持ちにさせてくれる会社です。
刺激的な日々を過ごして一歩ずつ成長していけるようにこれから生きていきます。
以上が僕のここ数ヶ月前の出来事でした。
明るい話ではなかったし、書いてる自分も思い出すことで少し憂鬱な気持ちになりました。
でも、過去と向き合うことで今の大切さを再認識することができます。
辛い過去があるから今がある。
そう思って向き合い、文字にしました。
これから先も違った種類の辛いことはあるかもしれません。
ただ、これまでの経験が自分を支えてくれています。
自己肯定感もそうですが、自己効力感も高まりました。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
次回からはいつもの自分の調子でまたnoteを書きたいと思います。
またね。