Кафе Бочка カフェ・ボーチカ
お待たせしました。やっとやっと、カフェ・ボーチカのレポートをお届けできます!
地下鉄「谷町6丁目」の駅から歩いてすぐ。
絵本から抜け出したような、かわいい食堂が見えてきます。
私はランチの時間を勘違いしており、
14:00に行ったところ、もう閉店時刻でclose。おおお…。
中では2組ほどのお客様が食事中。
外で5分ほどウロウロ迷ったあげく、
「もうランチ終わりですよね…」とご店主に言うと、
「お一人様ですか^^」と優しく席に案内してくれました。
無理を言ってすみません! ありがとうございます!
たった一人でお店を切り盛りされている、まさにボーチカなお腹(←失礼)のご店主。
店内に飾ってあった雑誌記事によれば、店主・岩崎さんは、もともとこのあたりのご出身(夕陽丘高校卒だそう)。輸入食品会社勤務、レストランコンサルタントを経て、知り合いのロシア人の方のレシピを、実際に作って提供したくて、このお店を始められたそうです(←全部記事の受け売り)。
ボーチカは、以前は別の場所にあったそうなのですが、今はこの谷六(たにろく)に移ってこられたそうです。
店内は15人くらいで満席の、ほんとうに小さな食堂です。
店内には、上田さんがシラスで紹介してくれた本『ノスタルジア喫茶』も飾ってありました!(笑)
あとサモワールの後ろに「桂米朝全集」のCDがあるのも私は見た! 上方の人のたしなみなんですね。・・・知らんけど(笑)
▼お料理の数々
おお・・・読める・・・レシピのキリル文字が読めるぞ・・・!
まずはボルシチ(борщ)。
ビーツは店主手作り(自家栽培されているそうです)。
ランチのスープという量ではない気前のよさ! ビーツって酸っぱいかなと思ったのですが、めちゃくちゃまろやかで美味しいトマトスープのようなお味。牛肉がとにかくうまい。ガツガツガツガツ。
サラダ!
そばの実とローストチキン!
チキンは肉の味がしっかりあって、しっとり、ものすごく美味しい。
そばの実は、向こうではよく料理の付け合わせにするんだそうです。一度、炒ってからゆでるそうで、日本のお蕎麦とはまた違う、クスクス的な、素朴な味わいでした。
ロシア料理はとにかくサワークリームという噂は本当だった(笑)
クリームといっても全然しつこくなくて、ヨーグルトと(シーザーサラダの)チーズソースとマヨネーズのいいとこどりしたような。ずっと飲み続けられます。
「焼きたて」のピロシキ! 地域によって”揚げる”ピロシキと”揚げない”ピロシキがあるそうです。パイの皮はほんのり甘みがあって、すごくおいしい。中身は鮭と玉ねぎで、鮭の味がしっかりうまい!
ベリー香るロシア紅茶、ひまわりのはちみつ。はちみつやジャムはお茶に入れず、ちびちび舐めながらお茶を飲むのが、ロシアンティーの流儀(上田さんに習った)。
▼「ロシアの味です」
小さな地元のお店らしく、ご店主はお客さんとも気さくにお話しされる。
お友だちがたくさんいて、料理をふるまうのが大好き。そういうお人柄が伝わってきました。
たまたまですが、お店では外国人の方々が日本語でおしゃべりしていて、ご店主が話しかけたら、1人はイタリア(サルデーニャ出身)、そしてアジア系で私が日本人だと思っていた人は「ロシア人です」とのこと! 共通語が日本語だったようです。
サルデーニャと聞いて、イタリアンワイン談義で盛り上がるご店主と面々。
ロシアの方は、「ロシアを思い出します、ロシアの味です」と言っていて、「やっぱりこの味はホンモノだったんだ!!」と思いました。
ご店主は「プーチンすごいよ。ぼくと同じ年だよ」と言ってました(笑)
ドブリャンカ(ロシアのチョコ菓子。ヘーゼルナッツクリーム入り)も、もう入ってこないかも、と言われて、ついつい買ってしまいました!!!
「今度は夜に来ます!」と言うと「ウォッカ60種類くらいあるよ!」とのこと。うふふふふ。
お店にはロシア人の方も、ウクライナ人の方もお見えになるそうです。
▼カフェ・ボーチカ
定休:日・月
昼:12:00-14:00 夜:18:00-22:00
土曜日は大忙しだそうなので予約したほうが無難かもしれません!
上田さん、ロシア語ウラーのみなさん! 大阪にお越しの際は、ぜひ、お立ち寄りください!!! 関西ウラーのみなさん(もはや誰や・笑)、今度一緒に行きましょう!