2023.1 弓指寛治「饗宴」in 岡本太郎記念館
岡本太郎記念館へ行ってきました。
お目当ては、弓指寛治(ゆみさし・かんじ)さんの、岡本太郎と岡本敏子からインスピレーションを得た展覧会「饗宴」です。
・・・岡本太郎記念館、全然たどり着けず・・・。
(方向音痴の方は、根津美術館を右に曲がってもう一度右に曲がる、と思って行くのが一番簡単だと思います。。。)
あった――(゚∀゚)――!!
太陽の塔&「展覧会・岡本太郎で」、めっちゃ太郎づいているオレ!
弓指さんの作品を生で見るのも初めて。
期待に胸が膨らむぜ!!!
中は写真撮り放題!
1階は常設展示(の中にこっそり弓指さんの作品も)。
2階から弓指さんの展示が始まる。
「作品群」として1つのインスタレーションでもある。
絵と手描き文字の組み合わせで物語(ストーリー)が紡がれる。
その場に行って、歩いて、少しずつ絵と文字を頭に入れていく、1つの体験・ジャーニーなので、ぜったいぜったいぜったい、その場でしか味わえないのです!!!
もちろん、絵だけの展覧会でも、学芸員さんたちは知恵を絞って、この順番でこれを並べて観客にいろいろ感じてほしい、という演出をしているんだと思う。
でも、弓指さんの絵と文字の組み合わせの展示は、ある程度はディレクションされているものの、どの順番で見て読むか(読んでから見るか)は自由! 各自だけの「体験」になる。
これは貴重な感触だった。
って、感動しすぎて写真撮るの忘れてた!!!!!( ;∀;)
こういうインスタレーションを見たことがないわけではない。
美術館では、よく使われている手法なのかもしれない。
ムンク展(たぶん都美)か何かの時に、うまいこと言葉と組み合わせて展示してくれていたのを見たことがあるような気もする。※曖昧
しかし、今回私は、この手法が、弓指さんの素朴な線と絵と文字ととても合っているような気がして、いっぺんにファンになってしまった。
もちろん、太郎と敏子さんへの思いも深まった。
敏子さんの『奇跡』は昔読んだことがある。でもそれより私は、敏子さんと吉本ばななの対談集が印象深かったことを覚えている。
秘書で、妻で、養女。そんなのでは多分表しきれない、2人だけの関係。
ぎゅっとなった。
そして、この作品群を一人で作っている弓指さん。
どれほどの労力がかかっただろうかと改めて思いを致した。
太郎って、あんなでっかい絵だの彫刻だのオブジェだの、おびただしい数の作品を作り、太陽の塔を設計するわ、メキシコで「明日の神話」(渋谷駅の壁画)描くわ、メディアにも出るわ。
生命力がすげー。
と思ったことでした。
お庭もあるよ。
太郎の庭の子たち可愛いな。また会いたい。
太郎グッズもめっちゃあった!!!!(完全な私見だが、草間彌生よりグッズの種類多いんじゃないか・・・)
「ミニ太陽の塔」ほしい! サコッシェも結構良かった! Tシャツも! バッグも!
今回はお財布が「・・・」だったので、お土産はまたの機会に。
次行ったらたくさん買おう。
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