木村石鹸は創立100周年を迎えました
本日、2024年4月1日、木村石鹸は創業100年を迎えることができました。
加えて、木村石鹸のちょっと変わった制度の一つ「親孝行強化月間」も25年目を迎えました。今日はしかも、今年の新卒2名の入社式もあり、めでたいことずくしの4月1日です。
天気も良くて、春らしい陽気に包まれたこんな日、こんな素晴らしいタイミングが重なったのは、木村石鹸という会社の持つ「幸運」だなぁと思います。
今日は久々に朝礼をしました。コロナ前までは、毎週月朝は八尾本社の1Fに集まって朝礼をやっていたのですが、コロナになって中止。コロナ前に較べて本社人数も増えたし、今や三重県伊賀の工場や東京オフィス、沖縄研究所と、拠点も広がって分散しています。「全体」で朝礼するのも、あまり意味がなくなってしまったので、「全体」としての朝礼はなくなってしまったんですね。
しかし、今回、100周年を迎える4月1日がたまたま月曜日だということもあり、全体集まった朝礼をしたらどうか、そこで親父(会長)も挨拶してはどうかと、社員が提案してくれて、本当に久々の全体朝礼の開催となりました。
伊賀や東京、沖縄はビデオ会議システムで繋ぎ、八尾本社は2Fの会議室の机や椅子を全部取っ払って、立ちっぱなしでの5年ぶりの朝礼。
久々に皆が集まると、あー、人数増えたんだなぁと、改めて実感できましたね。
親父、お袋も皆に感謝の気持ちを伝えることができて、本当に良かった。
一昨年、親父が大腿骨骨折で入院した時は、正直100周年まで元気でいれるんだろうかと心配したぐらいですが、今日も親父は自分の足で歩いて、会議室まで行って、立って話をすることができました。親父もお袋も皆の顔を見れて、自分の声で伝えることができて、凄く嬉しかったと思います。
2013年6月に木村石鹸に来て、もう11年です。
最初は渋々でした。木村石鹸に「戻る」ことは本意ではなかったので、やや暗い心持で、「これは仕事だ」という割り切りを胸に初日の朝礼に臨みました。あの時は100周年のことなんて考えることもできず、とにかく「今」をどう乗り切るか、そのことばかり考えていたものです。
まさか、こんなワクワクした気持ちで、こんな素敵なメンバーと一緒に100周年を迎えられるなんて夢にも思わなかったです。
戻ってきた当初はちょくちょく親父から「わしは百周年見てから死にたいねん」「百周年見るまでは死ねんわ」なんて言葉を掛けられて、その度にプレッシャーを感じてました。
全然親孝行は出来てないけど、ひとまず親父の夢だった百周年には辿り着くことができたので、僕個人としては少しほっとした気分です。少しは親孝行になったかな。
会社は今も全然安定もしてないし、いつ何が起きてもおかしくはないような状況ではありますが、やっぱり続いていくことは大事だと思います。この百年も先人たちが何十年と続けてくれたから、僕らに色んなものを残してくれたからこそ成し遂げることができたものです。僕らも次の200年や300年に向けて、後の人たちに「ありがとう」って言われるようなものを残していかないとなぁと思ってます。
もう五十歳を超えたおっさんの字とはとても思えない、下手っぴで読みにくい字ですいません。