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美術館日記④銀座ギャラリー巡り 2010.9.25

*この記事は過去に行った展覧会の感想をnoteにまとめ直しているものです。
現在行われている展覧会ではありません。
基本的に当時のものをそのまま書いています。
もはや登場する作品はおろか展覧会自体の記憶があやふやなものもあります…
太字のものは過去の私への現在の私からのコメントのようなものです。

山本容子の劇場 鏡の国@MITSUKOSHI銀座

鏡の国アリスをテーマにした展示。
山本容子はとにかくお金がかかってた。そして会場外を出たらグッズでお財布を開かせる。ちょっと興醒めだった。アリスなのに…。

AGNOSIAN FIELDS[ディディエ・フィウザ・フォスティノ]展@メゾンエルメス

フォスティノ展はプレス用の写真の作品の展示はなかった。
GANZの作者がドローイング描いてた。
ヘルメットみたいのがあってそこから街の音をひろったのとかが流れている。
あとひたすらガムを噛み続けてそのガムを顔にはりつけていってマスクになっていくのとか。

石上純也展 建築はどこまで小さく、あるいは、どこまで大きくひろがっていくのだろうか@SHISEIDO GALLERY

石上純也展は資生堂ではじめてみるぐらい混んでた。
1点1点が小さいから人が進むのも余計遅い。
建物自体に手を加えずに周囲の庭を変えるとか、わたしたちを取り囲むものを写真にして小さいBOXにはりつけて(花とか動物とか)色をグラデーションで変えていくとか。

直接的には建築とは関係ないように思えてもやっぱり暮らしとか、そういうものからとらえっていくって大切なんだろうなと思った。天気とか。廃墟をどう使うかとか。
考えていることが広すぎてなんだかもうよくわからなかった。

「Venice/New York City」マイケル・ケンナ@BLD Gallery

マイケル・ケンナ。OLによく売れるんだって。笑う。
当時ほんとに誰かからそう聞いたんですよ。
すっごい良かった。
「故郷!!」とか思ってしまった。
全部白黒でVeniceの水が浸水してきてしまっていて、それが街頭の光で照らされていて、その水面が静止した感じがたまらない。
霧っぽいかんじとか。
画面奥にいけばいくほどどんどんぼやけてる。
これでモンサンミッシェル撮ってたらすてきだろうなーと思ってたら本当に撮ってた。
欲しい!静謐さをもつ作家。


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