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美術館日記[36]New Horizons@ブリヂストン美術館2008.4.12

*この記事は過去に行った展覧会の感想をnoteにまとめ直しているものです。
現在行われている展覧会ではありません。
基本的に当時のものをそのまま書いています。
もはや登場する作品はおろか展覧会自体の記憶があやふやなものもあります…
太字のものは過去の私への現在の私からのコメントのようなものです。

この展示の前に東京国立近代美術館の「わたしいまめまいしたわ」展(回分ですね)にも行ったようなのですが、ノートに展示タイトルと日付を書いただけでなんの感想も書いてない…!何があったんだ自分。

今回の展示の副題は「
コレクションの新地平 20世紀美術の息吹」ということで。

「石橋幹一郎没後10年を記念して、彼が愛好したフォートリエ、ザオ・ウーキー、ポロック等の第二次世界大戦後の抽象絵画を中心に、ブリヂストン美術館所蔵の20世紀美術のコレクションを紹介。カンディンスキー、レジェ、堂本、白髪など約20点の新収蔵作品も初公開。」と言う内容だったようです。

新地平っていうのは一体なんなのか。よくわからず。
所蔵作品を見せるので、やっぱりクールベとか、レンブラントとかコローとかも見せなくちゃいけなくて、でも今回の抽象絵画を中心に見せる展示とはあんまり関係ないんだけどどうしよう。みたいな展示だった。

ベン・シャーンに一部屋あてていて、それがとても良かった。
あとミロが初めていい作品作る人だなーって思った。
宇宙的。ああいう絵はどういう発想から描くんだろう。

ミロってなんか自分の中で垢抜けない作品(言い方)だなとこの頃思ってたんですが、この後エリック・ロメールだったかな?の映画で主人公の女の子の家にさりげなくかかってるシーンがあって、あっめっちゃオシャレじゃん!となり。
日本の平均的な庶民の家にあるといなたいけど(言い方2)フランスでなら似合うのか!と飾る場所によって作品の輝きは変わるという当たり前のことをひしひしと感じたアーティストです。

でもやっぱりクールベとかがあるから展示内容が分かりやすかったのかも。
20世紀美術の変化とか。
写実的に描くだけでないこととか。

白髪一雄の作品のパワーがすごい。

あとパワーつながりで言うとピカソのフルパワーでぶつかってくる感じがこちらの体力次第ではもってかれてしまうときがある。

ルーチョ・フォンタナの空間概念はカタログにしてしまうと何にも意味がないなぁと思った。

ブリヂストンは良い作品がたくさんあって美術の教科書みたい。

今のきれいで新しいアーティゾンも好きですが、ブリヂストンだった頃の唐突にエジプト美術が押し寄せてくる感じが懐かしくてあれはあれでまた見たい気分になります。

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