人間は問題発見→AIは解決処理
ラクに仕事するには、解決力よりも問題発見力に重きをおくこと。
— なぁさん|しょぼい起業家 (@nst_nakata) December 26, 2024
問題をみつける:人間
↓
解決をがんばる:AI
こうなれば、ひとり社長でも悠々自適。というか去年の5月にchatgptリリースされてから、これが通常の仕事風景。
はじめに
今回は「ラクに仕事するには、解決力よりも問題発見力に重きをおくこと」というポストを深掘りしてみたいと思います。
「問題をみつける:人間」「解決をがんばる:AI」という流れができれば、ひとり社長でも悠々自適に仕事を進められるのではないか。
ぼく自身、ChatGPTがリリースされた去年の5月以降、このスタイルがほぼ当たり前の“仕事風景”になっています。
ではなぜ、問題発見力を意識するだけで仕事がラクになるのでしょうか。
その理由を、実際のワークフローを交えながら解説していきます。
問題発見力の意義
ビジネスでは「問題解決能力」が注目されがちです。
もちろん解決力は大事ですが、そもそも「どんな問題を解決すれば効率が上がるのか」を見極めることができないと、いくら解決力があっても効果は限定的です。
たとえばウェブサービスの開発で「どの機能を優先すべきか」を間違えると、どんなに優秀なエンジニアがいても顧客に響かないものができあがる恐れがあります。
逆に、ユーザーが本当に困っているポイントを正確に捉えられれば、AIやツールを使って実装するハードルが下がり、短時間でソリューションを形にできることが多いです。
つまり、人間が本来注力すべきは「正しい問題を見つける力」です。
解決については、AIを筆頭に優秀なテクノロジーに任せるべき部分が増えてきています。
AIとの役割分担
AIは、大量のデータを高速で処理したり、過去の事例を参照してパターンを提示するのが得意です。
ぼくもAIを活用するときは、何を求めているのかを明確に示すだけで、あとはチャットベースで必要な情報やアイデアをもらっています。
たとえば商品説明文を書きたいとき、「商品の特徴とターゲット顧客はこれ」と伝えるだけで、AIが文章のたたき台を提示してくれます。
そこに、ぼくが気づいた細かなニュアンスをプラスすれば、より短時間で質の高いコンテンツが完成します。
しかし、この流れは「何を書いてほしいか(問題の定義)」を人間側がしっかりできていないと成り立ちません。
「AIに何をお願いすれば、もっとラクになるか」を見つけるのも、問題発見力そのものなのです。
具体的なワークフロー
ぼくが仕事をするときの一般的な流れは、以下のようなイメージです。
1. まずは現状の課題を見つける
– ユーザーやクライアントからの問い合わせ
– 社内・自分の中で感じた違和感や不満点
– 今後の売上拡大や効率化に向けた“ボトルネック”の洗い出し
2. その問題を整理して、AIで解決できそうな部分を区分けする
– データ分析、文書作成、アイデア出しなど
3. AIに相談してサンプルやアイデアを抽出
– ChatGPTなどを使い、必要事項を箇条書きにして一気にリサーチや下書きを作ってもらう
4. 人間(ぼく)の経験や感性で微調整
– AIが出してきた案をチェックして、実際の運用に合うように手を加える
– ここでブランドの世界観や顧客心理に合う表現を整える
5. テスト・リリース
– 実際にリリースして反応を見ながら、さらに問題点を抽出して次のサイクルへ
このフローを回していると、解決案を考える時間が明らかに減り、そのぶん問題を見つける作業に集中できます。
さらに、一度AIに任せるコツが身につくと、業務を横展開しやすくなるのも大きなメリットです。
ラクに仕事を進めるコツ
ぼくが思う「ラクに仕事をするコツ」は、必要以上に自分一人で頑張らないことです。
AIはもちろん、フリーランスや外注先、あるいはオンラインツールなど、活用できるリソースは積極的に使うべきだと考えています。
特に、AIに任せる際は「AIに最終的なアウトプットを丸投げするのではなく、あくまでアシスタント的な位置づけにする」ことがポイントです。
丸投げしてしまうと、たしかに効率は上がるかもしれませんが、人的なチェックがなくなることでブランドイメージを崩すリスクや、誤情報の拡散リスクが高まります。
そのため、AIが出してくれた解答に対し、「どの問題を解決するための情報なのか」「ぼくの経験や価値観と食い違っていないか」を確認するプロセスは欠かせません。
まとめ
ラクに仕事をするためには、「問題をみつけるのは人間」「解決をがんばるのはAI」という役割分担をはっきりさせることが重要です。
ぼく自身、この仕組みに切り替えてから、日々の業務がかなりスムーズになりました。
もちろん、AIを使いこなすためには、問いの立て方や条件の設定など、いくらかの慣れやコツが要ります。
それでも、解決策を無理に一人で考え続けるよりは、ずっと負担が軽くなるはずです。
「どんな問題を解決すれば、一番ラクに成果を上げられるか」をまず考える。
そのうえで、AIや外部リソースにどんどん頼っていく。
この流れを習慣化することで、ひとり社長でも悠々自適な仕事スタイルを確立できるのではないでしょうか。
ぼくがこの方法を取り入れ始めたのは、ChatGPTがリリースされた去年の5月。
それ以来、「問題発見→解決はAI」という役割分担が自然と定着し、今では日々の業務はかなりラクになっています。
もし今、仕事の忙しさに追われているなら、「解決力」に注目する前に「何を解決すべきか」を見直してみてください。
問題発見力を磨くことで、あなたの仕事もグッとラクになるはずです。
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