凡人はわらしべ長者で成り上がれ
凡人はわらしべ長者で少しずつレベルアップするしかない。
— なぁさん|しょぼい起業家 (@nst_nakata) January 5, 2025
今持ってるスキルは80点まで行けば良し。そこにレバレッジをかけて全く違ったフィールドにいくのが定石。
これを短期間で何度も繰り返す。
コツコツ積み上げるより数倍早く年収が上がったり、理想だったポジションに行ける。
はじめに
ぼくは、凡人こそ「わらしべ長者」のように少しずつレベルアップしていくしかないと考えています。地味にコツコツ積み上げるだけでは時間がかかるし、モチベーションが下がってしまいがちです。
そこで大事なのは「今あるスキルを80点まで高めて、それを使ってまったく別のフィールドに飛び込む」こと。これを短期間で繰り返すことで、年収が数倍早く上がったり、自分が理想とするポジションに一気に近づくことができます。今回は、この「わらしべ長者思考」を深掘りしながら、どのようにしてスキルをレバレッジしていくのかを共有したいと思います。
わらしべ長者の本質
わらしべ長者とは、もともと持っている“わら”を次々と交換しながら、最終的には大きな財産を得るおとぎ話です。これがぼくにとって示唆的なのは、「手元にあるささやかな価値を活かして、段階的に価値を高めていく」という点です。ぼくたち凡人は天才的なひらめきがあるわけではありません。
しかし、誰でも「得意なこと」や「そこそこできること」はあるはずです。そこに注目し、一度80点くらいまで高めてから、いままで縁がなかった別の分野に持ち込むことで、大きな成果へとつなげられます。
たとえば、SNS運用が得意なら、ある程度のフォロワーを獲得して実績を作っておきます。そのうえで、自分がまだ知らない業界の人に「SNSサポートをする代わりに新しいノウハウを教えてほしい」と持ちかける。
すると、今度はそのノウハウを活かして新たなビジネスを立ち上げたり、他の業界の人にさらに大きなサポートを提供できるようになります。こうしたステップアップを繰り返していくイメージです。
80点で十分な理由
「完璧主義を貫くよりも80点を狙う方がいい」とよくいわれます。
ぼくも同感です。なぜなら、80点まで達すると、既に“形”が整っている状態であり、「応用が効きやすい」からです。完璧を目指してダラダラ学習を続けてしまうと、いつまでも本番に出られません。
逆に、ある程度の段階で止めてしまっても、実践の場で得られる学びはかなり大きいものです。むしろ完璧ではないからこそ、他人の助言や新しいチャンスを柔軟に受け入れやすくなります。
ぼくは昔、ある程度勉強したらすぐに実践の場に飛び込んでいました。もちろん、最初はミスをしたり、失敗することもありましたが、そのぶん学びも大きかったのです。自分ひとりで完璧を目指していたら得られなかった知識や経験が、実践のなかで積み重なりました。結果的に、短期間で次のステップへ進むことができたのです。
レバレッジをかける方法
レバレッジとは「てこの原理」のように、少しの力で大きなリターンを得ることを指します。ぼくが考えるレバレッジのポイントは、以下の三つです。
1. 実績をストックする
いま持っているスキルで成果を出し、わかりやすい形で実績を見せられるようにします。ブログのアクセス数、SNSのフォロワー数、売上実績など、第三者に「おおっ」と思わせられるデータを持っておくと強いです。
2. 実績を多分野へ“交換”する
実績を武器に、まったく別の業界やフィールドにアプローチします。たとえば、SNSの運用ノウハウを持っているなら、IT業界やコンサルティング業界、あるいは地方の中小企業へのサポートなど、広い視野で使えます。
3. 短期間で何度も繰り返す
このステップを数カ月スパンで繰り返します。結果的に、コツコツ同じ分野で努力を続けるより、短期間での成長が期待できるのです。年収も上がりやすいし、自分自身の仕事の幅も格段に広がります。
数倍早く理想のポジションに近づく
コツコツと同じ仕事だけを続けるのは、安定感はありますが、昇給もポジションの変化もなかなか望めません。特に、ぼくのように「凡人」としてやってきた人間にとっては、限界がすぐ見えてしまうことが多いです。
しかし、わらしべ長者のように、手持ちのわら(スキル)を活かして一歩踏み込むことで、想定外のチャンスが巡ってきます。そのチャンスを捉えられるようになると、収入アップだけでなく、理想のビジネスパートナーや顧客との出会いが増え、結果として大きな飛躍につながります。
ぼく自身も、ある程度までスキルを磨いたら、それを全く別のコミュニティや業界に持ち込んで、新しい案件やコラボレーションにつなげてきました。その結果、さまざまな人脈が広がり、前とは比べものにならないほど選択肢が増えたのです。もし、一つの分野だけで頑張り続けていたら、いまのぼくはなかったと断言できます。
おわりに
凡人であるぼくが「わらしべ長者」スタイルを推奨するのは、誰でも始められるシンプルさに加えて、思っている以上に早く成果につながりやすいからです。
もちろん、チャレンジを続けるにはある程度のリスクやエネルギーも必要ですが、同じ場所で頑張り続けるよりも、より効率的に成長できるメリットは大きいと感じています。
いま持っているスキルを80点くらいまで磨き、そこにレバレッジをかけてまったく別の場所へ飛び込む。この一連の流れを短期間で何度も繰り返していくことで、年収の向上や理想のポジションへの到達が、想像以上に早まります。
ぜひ、わらしべ長者の思考を取り入れて、凡人だからこそできるスピードアップを狙ってみてはいかがでしょうか。
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