起業すべき人、会社員すべき人



はじめに

ぼくが先日投稿した「起業した方がいい人は、組織に属するのが心底怠くて、自分でビジネスの1つや2つは作れてしまうような人。会社員した方がいい人は、組織に属することがそこまで苦ではなく、ルールを守って働くのが気楽という人。憧れや夢ではなく適正で決めて、そこから価値を最大化するのが良い」というポストには、

仕事観や働き方を「憧れやイメージ」ではなく、「自分の適正」から考えてほしいという強い思いがあります。ここでは、そのポストを深掘りしながら、具体的な行動プランやぼく自身の体験談を交えてお伝えします。

なぜこのポストをしたのか

最近、「起業して自由になりたい」「会社員じゃ将来が不安」といった声をよく耳にします。SNS上でも、起業を煽るような発信を見かける機会が増えました。もちろん、独立や起業で人生を大きく切り拓くことは素晴らしいことです。でも、全員が起業に向いているわけではありません。
起業のメリットは「自由」だけではない
起業すれば、自分で事業を作ったり、人を雇ったりと大きな裁量を得られますが、その分リスクや責任も増えます。組織に属するのが耐え難いほど嫌いならともかく、そこまででもない人にとっては「自由なはずが、意外にストレスが大きかった」という展開もよくあるんです。
会社員にも大きな利点がある
組織のルールに従い、そこそこの責任範囲で働くことがむしろ気楽だったり、安定感を得られたりする人も多いですよね。起業して毎日数字を追いかけるより、組織の中で安定的に働いて自分の能力を最大限に活かすほうが、精神的に合っている人もいるわけです。

そこでぼくは「憧れや夢だけで決めるんじゃなくて、自分に合うかどうか、適正で判断することが本当に大切」という視点を共有したかったんです。

どんな課題を解決してくれるのか

1. 自分に合わない働き方を選ぶリスクを避ける

憧れだけで起業してしまうと、想像以上のプレッシャーや孤独に押しつぶされる可能性があります。一方、「会社員なら楽だから」という短絡的な理由だけで選んだ場合も、「やりたいことが社内で実現できない」「上司の指示に従うストレス」などに長年悩まされることがあるかもしれません。

2. 長期的に「価値を最大化」しやすくなる

自分に合った環境を選ぶことで、パフォーマンスを安定して発揮でき、結果的に「より大きな価値」を生み出せます。これはキャリアだけでなく、メンタルや生活の安定にもつながります。頑張っているのに成果が出ない、というジレンマを避けられるのは大きなメリットです。

3. 自分の強みや性格特性を再認識できる

「組織に向いているか」「自分で切り開くのが好きか」を考える過程で、自分の強みや弱み、そしてやりたいことがより明確になります。行動に迷いがある人ほど、「自分は何がしたいのか?」を一度掘り下げる良い機会にもなるはずです。

読者が具体的に行動するためのヒント

1. 自分の特性を客観的に評価する

自己分析ツールを活用してみる
世の中には性格診断テストや適職診断サービスがあります。ぼく自身も何度か試したことがあるのですが、意外な自分の特性に気づくこともあります。もちろん参考がてらにしかなりませんが、闇雲に進むよりかはメタ認知度を高めておいた方がいいでしょうい。
友人や家族、AIに客観的な意見をもらう
自分では気づかない一面を指摘してもらうと、「実はチームで動くほうが向いているんじゃない?」とか、「意外と細かいルール守るの苦手だよね」といった発見があります。さらにAIと雑談したり普段のnoteやXのポストを読み込ませて性格診断させるのも面白いです。人に言われるより腹も立ちません。(笑)

AIは毎日使いまくってます。(関連エッセイ記事)

2. 小さく試してみる

副業や週末起業でテスト
いきなり会社を辞めて起業するのではなく、副業として小さくビジネスを試す方法があります。もし何かサービスを作れる力や営業スキルがあるなら、週末や夜の時間でまずは試してみるのもいいですよね。
部署異動や転職で組織の向き不向きを検証
組織を変えるだけでも職場環境はガラリと変わります。もし今の会社や部署のルールが合わないだけなら、環境を変えることでガラッと状況が良くなる可能性もあるんです。

3. 将来のビジョンを描く

5年後、10年後の自分を想像する
「このまま会社員を続けていたら、自分はどんな状態になっているだろう?」と考えてみる。逆に、起業していたらどんな日常を送っているのか想像してみると、どちらにワクワク感を覚えるかが見えてきます。
価値最大化のシナリオを練る
組織の中で昇進を狙い、専門性を磨いて重宝される人材を目指すのか。もしくは起業して、多角的にビジネスを手がけるのか。どちらでもいいので、「自分の強みを最大化するシナリオ」を書いてみるとモチベーションが上がります。

4. 行動と修正を繰り返す

チャレンジ→振り返りのサイクル
どれだけシミュレーションしても、やってみないとわからないことは多いです。行動してみて失敗したら、その経験から学んで修正をかけていくことで、徐々に“自分の適正”がクリアに見えてきます。

ぼく自身の体験談や思考プロセス

ぼくも会社員として働いた経験が合計4年半あり、組織に属するメリットや安心感を味わったことが多少はあります。いっぽうで、上司や組織のルールに縛られるストレスはなかなか辛いもので、やりたい施策があっても下っ端のぼくの意見が通らないことが99%。

酷い時期は、日雇い労働の低賃金で、機械のようにお弁当工場で勤務していた期間だってあります。

そんなとき「やっぱり自分でビジネスを作りたい」と痛感し、試行錯誤の末に起業しました。最初は「自由にできる」と喜んだものの、当然ながら責任はすべて自分に返ってきます。

特にぼくは、25歳で一度失敗してから30歳で再起業しているので、起業初年度はプレッシャーからのストレスで睡眠不足なったこともあります。といっても6時間以上は毎日寝ていたのですが。8時間で快適なぼくには2時間減るのはちょっときつかったわけです。

いま振り返ると、自分にとっては組織にいるよりも起業したほうが合っていたんだなと常々感じます。でもこれはぼくの性格や強みがそうだったというだけで、「必ずしも万人にとって起業が正解」というわけではないんです。

まとめ

「起業するか、会社員のままでいるか」の選択は、人生において大きなテーマですよね。けれど、結論としては「夢や憧れだけで決めるより、適正を見極めてから判断したほうがリスクも失敗も少なく、長期的に成功しやすい」とぼくは思います。

組織に属してルールの中で動くのが苦にならない人は、会社員として昇進や専門性の向上を目指しつつ、副業としてビジネスをすればいいわけですし、心底「組織なんか嫌だ」と思うタイプは、起業して自分のやりたいことを形にするほうがストレスがなくて続きやすい。

どちらを選んでも、結局は「そこから価値をどう最大化するか」が鍵になります。会社員であっても副業や投資で収入を増やす道はあるし、起業しても別に大企業を目指す必要はなく、小さく始めて自分らしく成長していくやり方もあります。ぜひ皆さんも、今の自分に合った道をじっくり考えてみてください。そして、「こうだ!」と決めたら、まずは小さく行動を起こしてみるのがおすすめです。やりながら調整していくうちに、きっと自分にぴったりの働き方が見えてくるはずです。


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