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≪Vol.232≫近くから遠く~外国人と働く~

今僕は日本に住む外国人と仕事をしていて、その仕事の多くが「日本の商品・サービスを外国人に利用してもらう(ためには)」という仕事が多いです。
または「外国人に働いてもらう(ためには)」です。

こういうお題があったときに、ターゲットが外国人なので、日本人よりちょっと(結構?)遠くの人にサービスを提供するようなイメージに感じるので、遠くにアプローチしようとすることが多いです。

例えば、アメリカ人に来てもらいたかったら、アメリカにアプローチをするわけですが、コレって結構果てしのない宣伝の旅のように感じます。
実際、簡単じゃない。日本からアメリカのどこかにいる人に、日本のイイところを伝えてもそう簡単には来てもらうまでの距離があるので、その方策を検証したところで、成就してるのかどうかもよくわからなかったりします。

そう考えると近くにいる(日本に居る)アメリカ人に知ってもらって、興味を持ってもらって、母国に伝えてもらう。というのがコスト的にも、効率的にも、意味としてもよさそうな気がします。

だから、そんな仕事を僕はたくさんするのですが、僕の感覚で言うと、もう一歩手前の人にちゃんと知ってもらい、イイなと思ってもらうことの方が、さらに大事なことのように思います。
それはその場所で働いている従業員とか、アルバイトさんとか、同じビルで働く人とか、ご近所さんとか、ご両親とか、お友達とかです。
正直、その人たちはターゲットではないので、あまり目を向けていなかったりするのですが、そのあたりの人が「これの何がいいんだろう・・・」ってなっていたら、だいたい、いい結果にはなっていないように思います。

日本人の感性と、外国人の感性は違うので、日本人には何がいいんだかわからないけど、外国人にはイイと思われる場合がある。というケースがあまりにも注目されてしまって、外国人を一網打尽にできるスーパーヒットがあるような気がしてしまうのですが、実際はほぼないように思います。

僕は人材会社をしているので、それは「採用」でも同じように思っていて、今働いている社員、バイトさん、パートさんが「自分の会社は終わってるなぁ・・・」と言っているようだと、外からの採用も結構厳しい現実があるように思います。

日本人ターゲットだと何となくそういうことってイメージが付くのですが、なぜだが「外国人」がターゲットになると、急に一発逆転のような一手を打ってしまうことがあるのですが、日本人も外国人も同じ・・・というよりは逆に言うと外国人の方が難しいので、近くから近くから地道に攻めていくのがイイだろうと僕からはアドバイスさせてもらいたいです。

偉そうな話ではありますが、湯水のごとくお金が使えるのなら別ですが、そんなことはどんな大きな会社でもないと思うので、近くから攻めてみてください!

近くならお手伝いできますので。。。(最後は営業かい・・・)

今週も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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