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<Vol.28>自己中が大切!?

今回の内容は主に日本で働き始めた外国人メンバーに届けたい記事です。

タイトルの通り「自己中」というネガティブな表現にしているのですが、どういうことかというと、

誰しもが経験したことがあると思うのですが、社会人になったときは大きな希望を持って入社した分、仕事が始まると現実に幻滅するようなことはよくあることだと思います。
やはり私のところにもそのような悩みや相談がよくあります。

「最初はそんなもんだ」とか
「慣れるまで1年は我慢だ」とか
「それも勉強だ」とか
「3年はやったほうがいい」とか
「仕事なんて思い通りにいかないよ」とか

いろんなアドバイスが一般的にはあると思うのですが、

私のアドバイスはいつも「考え方の矢印を自分に向けて判断しよう」ということを伝えています。

ちょっと分かり辛いと思うのですが、
現実が辛くなっていることの多くは「相手が悪い」という気持ちの状態です。
「会社が」
「同僚が」
「上司が」
「業務が」
など・・・どうしても「相手」に責任を持っていっている状態にあります。

でも他人って自分の都合のいいようには変わりませんよね?

期待はするものの、それって無駄なことです。
もちろん「相手」にとって「自分」も都合よく変わったりはしないです。
お互い様です。

ということは何かできるのは「自分」だけなので、「自己中」で行きましょう!ということです。
今回、単語的にネガティブな表現を選択していますが、
それはある意味「自分軸」を持っているということにもなるので、物事に対して、自分の身の振り方が自分なりに納得できる状態に持っていくことができるようになるということだと思います。

また「自己中」=「自己責任」ということでもあると思います。

「自己責任」って特に日本人はなかなか慣れないこともあり苦手だと思うのですが、その責任は結構重たいことなので極力「相手の都合⇒自分が変化する」という方法を取ることが多くなりがちです。

そうすると自分に評価軸がない状態なので、
・自分にとって相手が都合の良い状態になったら「継続」
・自分にとって相手が都合の悪い状態になったら「やめる」

ということになりある意味、相手の手の内でコロコロ、コロコロ転がされることになってしまいます。

別に仕事は3カ月で辞めてもいいし、1年で辞めても、3年続けてもいい。
自分はどういう状態なんだ。ということを自分でしっかり確認することが大切だと伝えてあげたいと思っています。


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石川雄大 ~外国人と働く~
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