≪Vol.127≫気になって気になってしょうがない
僕は外国出身の子と仕事を毎日しているのですが、
東アジアの子と仕事をしていると、
「日本人と似ているなぁ」といつも思います。
価値観が近いなと思います。
どんなことで感じるか?という話ですが、
タイトルにもある通り、とにかく
「他人のことが、気になって気になって仕方ない」ということです。
気になって気になって、という表現ををしていますが、
「あの子は誰とお付き合いしているんだろう!」とか
「今、私の話をしてるんじゃないか?」とか、
そういう類の気になってではなく、
「上下関係」と「お金」の話です。
「上下関係」
日本のよくある話で言うと、
「上司(先輩)」「部下(後輩)」の上下関係があって、
上司が仕事が終わるまで、部下が会社から帰れない。とか、
食事のシーンでは上司が来るまで、
飲み物を飲まないとか、食べ物を食べないかと、
日本は「役割分担制ではなく、チーム制」という気がします。
反対に欧米出身者だと、
よく元巨人の上原投手も言っていましたが、
メジャーだと、先輩後輩とか関係ない。
ご飯だって、シャワーだって、
選手だろうが、スタッフだろうが、
早くそこにいる人が先に使うし、ご飯も先に食べる。
日本のプロ野球みたいな先輩後輩は全くない、から慣れたら楽。
なんていう話がよくされていました。
本当にそういう気遣いがあるのは「レジェンド」と言われるようなスーパースターだけ。という話ですが、
実際に、一般社会でも同じで、
もちろんここは日本なので、日本流の気遣い多少持つようになりますが、
先輩だろうが、後輩だろうが、決められたことは、決められたこと。という感じで物事を捉えることも多いです。
これは、日本人側が慣れないと「あれ、なんか難しい」となるのですが、
慣れると慣れるもんで、なんだかわかりやすい、という風にも思えてきます。
逆に言うと、
僕みたいな人間は「自営業」なので、仕事で働きたかったら、たくさん働くのですが、僕が近くでいくら働いていても、あまり気にしない。という感じです。気にされないので楽は楽です。
反対に、アジア出身の子は、
僕が働いていると、自分も働かないといけないんじゃないか。
と思ってしまう節があり、
見えているところでは、働きづらい、という場合もあります。
※最近の日本企業でもこういうケースは多いんじゃないでしょうか。働きたくても働いたらイケナイみたいなことが多そうです。
お金
こちらも見解は似ているのですが、
東アジアの出身者は「差」に違和感を覚えます。
日本人はとても「差」に敏感なところがあると思うのですが、
だから、だいたいみんな同じくらいというのが、心地よかったりします。
お金持ちがあまり好きくない感じがあります。
逆に欧米出身者は、あまり関係ありません。
もちろんお金に興味はあるのですが、
「お金を得た人を称賛する」傾向にあります。
(悪いお金ではなく、ビジネスや投資などで得たお金)
成果・実力を認める。というのがアジアとの違いを感じます。
「流行」「行列」というのも日本特有ですが、
日本・アジアの人は、周りの人のことが、気になって、気になって仕方ないという性格なんでしょうね。
皆さんはそんな気がしますか?
今日も最後までありがとうございました!