≪Vol.258≫それ、ジョークになってないよ～外国人と働く～

僕は今43歳で、まもなく44歳という年代です。
2000年頃（25年前）と現在では、許されるものやコトが変わってきているのを感じています。

体罰とかセクハラとか男女平等とか、いろいろあるでしょう。
確かにどんどん変わっていき、その時代時代に合った「許される範囲」で会話をしているわけです。

ただ、日本人同士でもそうですが、
年配の「オヤジ」が、時代錯誤したようなことを普通に言ってしまうことは散見されますし、メディアで政治家の失言を捉えているのも多くは「オヤジ」です。
「オヤジ」がどうこうというよりは、時代の変化についていけない事も人間ですからあるわけです。
その当事者は「まぁ、許容範囲だろうな」と思って話しているかもしれません。

その許容範囲は合っているのか？

さて、外国人との交流となると、またもう１枚フィルターが必要になります。「ココは日本なんだから、気分を害するなら帰国しろ！」勢も日本には結構いたりはしますが、それはそれでその人の考えなので、どうこう言うこともないのですが、人間同士としての倫理観は必要なわけですから、何でも言っていいわけではありません。
でも、それは経験しないとわからないことも多く、私も過去にたくさんの失敗をして、今があります。

日本の一般的生活をしている人と話したりすると、
まだまだ普通に「上下関係」を盾に話す場合も結構あります。
こういうのを外国人が見たら嫌だろうなぁ・・・と思いながら横目に見たりしていますが、日本人（僕）から見ると「古いなぁ」とは思いつつも、「まぁ、こんなもんだよな」とも思うわけで、許容範囲です。

また最初に書いたような「セクハラ」も普通にあります。
これって、日本人同士だとレベルによっては女性側も許容している場合（冗談レベルと考える場合）があり、見る外国人によっては「日本人はこういうのを受け入れてるのかな？」と思うケースもあるでしょう。
僕の立場から見ると、その二人の関係なら、まあ許容範囲かなとは思いつつも、外国人だとそれをどう見ているのかな・・とヒヤヒヤしていたりします。
※セクハラは男女関係なくという事でもあります。女性から男性のケースもありますので。

あと、冗談のつもりで言う一言でいうと、
今でも「made in china」と言って揶揄するようなことがあります。
冗談で言っているケースもあるのですが、今ではいろんな国の人が周りにいる中で、ついついの冗談で言っていいわけではないこともあります。
ときどき「made in ○○か」と言ったことを誰がいても気にせず言ったりする人がいますが、そういうことを気にしないで言ってしまう人は、いずれ逆の立場のことを目の前で言われてしまう日が来るようにも思います。

分かってやるのと、分からずやるのは違う

最後に、
人間ですから、上述したようなことは大なり小なり、やったり・言ったりするわけです。それは仕方のないことですし、個人の自由でもありますし、それが会話を弾ませる場合もあります。
ただ、誰と話すときには「その話はしてもよくて」、誰と話すときは「その話をしてはいけない」という、許容範囲については、日本以外の文化の人が入ると、想像以上に違うので、意識をする必要がある。という話です。

僕も何度も言ってはいけないことを言ってしまって、信用を無くしてしまった過去があるので、気を付けています。

今週も最後まで読んでいただきありがとうございました！