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≪Vol.136≫「何でも」出来ると思ってしまうが、「何でも」は出来ない

外国人と日本人の間に立って、仕事をするようになってからの方が圧倒的に多いのですが、「母国のことなら何でも知っている」というようなことだったり、「母国語だったらどんなことでも扱える」というような印象を持たれる場合が結構あります。

ちょっと例えがないとわかりづらい事柄だと思うのですが、
例えば、僕は日本人で日本語を話せるわけですが、
日本のことを何でも知っているか?
と言われたらわからないことの方が多いわけです。

「きっとそうじゃないかな~~」という見当は付くことは多いと思いますが、
「日本人はアメリカが好きなんですかね?」と言われたら、
「好きな人もいれば、好きではない人もいますよ」としか言いようがない。
でも、予測とすれば、
「ハリウッド映画を観るのは好きだし、アメリカのファーストフィード店などが出店してくると行列になったりする場合がある。」
「ビルボードなど、音楽に関しても興味はありそうだし、スポーツもMLB、NBAなどのスポーツは好きな人は多いだろう」
とか、予測では話せます。
(※ちなみにこれは僕が得意な領域の話を書いています。)

はっきり言って、知らない領域だったら全然わからないわけです。

また、言葉の話で言うと、日本人だからと言って、
アナウンサーのように誰でも日本語が上手に話せるわけではないし、
単語力も様々なので、専門用語などが出てきた場合には、日本語だろうが
分からないものはわからない。ということになってしまいます。

でも、
「なんか、出来るって思ってしまうんですよね」
なんででしょうかね。。。
だから、結構思い通りにならなかったりするような気がするので、
僕の仕事で言うと、本当にちゃんとできることを
正しく伝える。ということをやっています。
(結構、重要な仕事だなと思ってます。)

日本人同士でも思い込みは結構ある!

上述では、日本人から見た、外国人の話をしたのですが、
日本人と日本人でもよくあるなぁと思っています。

僕が初めて感じたのは、
「転職」のときです。
僕は経験も実績も大したことがなかったので、そう思われることはあまりなかったのですが、それなりのポジションで入ってくる転職組の人は、結構大変だなぁと横目に見ていました。

僕はあまりなかったのですが、
結構、多くの社内の人が「必要以上の期待をしているように感じました」
前の会社が「有名企業だったから」とか、「年齢が上で経験豊富だから、きっと何でも出来る」と思ってしまう人が結構いたように思います。

だから、それに応えられないことが、転職者にたくさんあり、
そうなると、すぐに「あの人は何も出来ない」と言っている人が多かったように思いました。
そんなの会社も違うわけだし、業界も違ったりすると、
「何でも出来るわけないじゃないか」と思ったりはしたのですが、
一般的には「何でもできる」という期待値が高いんだなと思いました。

その時に思ったのが、
相手を「見る目」「何が出来るのかを判断できるチカラ」がそれぞれに必要なんだなと思いました。その時に本当に勉強したような気がしました。

ということで、長々となってしまいましたが、
外国人の仕事については、僕が成功へ導けるように、イイつなぎをしますので、是非、引き続きよろしくお願いします。

今日も最後までありがとうございました!

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石川雄大 ~外国人と働く~
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