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≪Vol.119≫1票の重さ。20代の1票を4票分にしてもいいのでは

衆議院が解散されましたので、選挙があります。
ちなみに外国人には日本での「選挙権」がありません。
正式には日本国籍がある人しか「選挙権」がありません。

コロナのことや、オリンピックのことなど、
外国人と日本の政治について話すことがあります。

誰にとって都合のいい政策を出すのか

そこで一つ外国人も認識していることは
「選挙権を多く持っている年代の人に都合がよい政策になってしまうだろう」
ということです。

特に具体的な政策についてここで書くことでもないのですが、
普通に考えたら「高齢者に都合のよい政策を出します」
僕が政治家でも出します。

ちなみに、
最近選挙権を持った「10代、20代」と、
団塊の世代と言われる「60代、70代」では、
そもそも人口が2倍以上違います。
総務省データだと、
18歳~34歳(17歳分)の人口と、
65歳~69歳(5歳分)の人口がだいたい同じです。
さらに、投票率も2倍くらい違います。
10代~20代は30~40%ですが、
60代~70代は70%くらいあります。

もう、全然違います。

投票率については、「行くか、行かないか」の個人の都合なので、
年代としてのハンディをつけることもないと考えますが、
人口については1票の重さのハンディをつけてもいいのかなと思います。

人口が一番多い団塊の世代を基準として、
20代は「1票=2.15票」分の価値があるとか、
40代は「1票=1.8票」分の価値あり。とか。
※比率は適当に書いてます

そうなると、政治家も政策を年代を問わない政策が各所から出るだろう。
というような話をしていました。
外国人の皆さんと。

選挙「Under20」

僕にとって、今の状況が他の人と比べて、または高齢者と比べて不都合が多いか?と言われれば、別に多くはないので(多くはないと感じているので)いいのですが、
誰がどう考えても、高齢者(選挙権を多く持つ世代)が投票してくれそうな政策が多くなるのは間違いないと思います。

乱暴な言い方になるのですが、
そういう意味では「保守的」になりがちで、
ダイバシティは進みづらいだろうな、とは思います。

僕はたまたまこういう仕事をしているから、ダイバシティへの魅力を感じているわけですが、「変化を受け入れる」というのは、文字や口言うより、現実は結構難しいことではないかと思います。

僕も田舎出身者ですので何となくわかりますが、
よそ者が苦手です。
外国人というだけではなくて、日本人だとしても、あまり見かけないような人や都会の人など、いつもと違う風景が街に流れるというのはなかなか受け入れ難いものです。それが特に年齢を重ねると余計に受け入れる余裕もなくなってきます。

それが田舎の良さであり、田舎の悪さでもあるのですが、仕方のないことでもあるのかなと思います。

最後に、
スポーツでは「Under20」とかあるので、
政治や選挙でも、「30代以下」「40代以下」「全世代」など、
若手だけの政治家&政治というのを作ってみるのもいいなと思います。

是非、一度トライしてもらいたいです。
本日も最後までありがとうございました!

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石川雄大 ~外国人と働く~
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