<Vol.12>日本の給料とは
日本の給料は世界に比べてどういう状況なのか?
国別のデータでみると日本はアジアの中でもとても高い水準にあるのですが、都市別にみると決して高いとは言えないのが現状です。
弊社のYouTube動画でも紹介したのですがシンガポール、上海、北京、ソウルなど主要都市の大企業と比較すると東京のサラリーが下回ることは最近では珍しいことでもないように感じます。
<シンガポールの初任給とは>
https://www.youtube.com/watch?v=1wVi8T1Eld0
お金だけを見ると日本で働くより、他国に行って働いてもいいのではないかと思いますが、日本で働くだけの魅力を感じている人もたくさんいます。
だからたくさんの人が日本に留学に来てくれて、そのまま働きたいと思ってくれています。
そこで受け入れる日本人としては、その思いに応えることがとても大切になります。もちろんサラリーをしっかり払えることが良いことだと思いますが、日本でしか得られないスキル、体験、経験を提供することが大切です。
では、日本ならではのスキルとは何なのでしょうか?
もしあなたの会社に外国人の社員やアルバイトの人がいたら是非聞いてもらいたいと思いますが、日本ならではの業務の丁寧さ、そしてサービスのクオリティの高さ、信頼性の高さに魅力を感じている人が多くいます。
ということはサービスの質や業務の丁寧さに欠けた仕事をしたり、社風がそうであると日本で働く価値がなくなってしまいます。
ちなみにもともとネガティブと思っているところもたくさんあります。
決断までのスピード感、社内での確認作業(ホウレンソウ)、上下関係、就業時間の長さ、飲み会の多さなどネガティブな意味での日本らしさがそこにはあります。
これは簡単には改善できないので、これはこれで仕方ないとしながらも、善し悪しの天秤にかけたときに日本で働いてよかった!となってもらうためには良い意味での日本らしさを確実に提供しなければならなくなります。
今は外国人が日本で働くというケースの話をしていますが、これは決して外国人だけの話ではなくて、日本人にも近い未来に当てはまってきてしまうことになります。
日本の若者が海外で働くということも当然のように発生してくるということです。そうなると日本での働き手が本当にいなくなってしまうことになります。
だから外国人に働いてもらおう!と国は言っていますが、
そんなに甘くはないです。日本人が働きたくないことは、外国人も働きたくないとなります。外国人だから働いてくれるなんてことはありません。
あなたが海外に行ってそういう状況なら嫌ですよね。
お金だけでなくしっかり日本で働くこと、あなたの会社で働くことへの価値をそれぞれがしっかり提供していかないと日本の未来は暗くなってしまいますから頑張りましょう!
ワン・ステップも頑張ります!