<Vol.10>狙ってもダメ。本当のことだけしか評価されない
日本に住む外国人から、日本の情報収集について数多くの話を聞いているが、特に若年層に至っては本当に見る目がある。
見る目があるというのは、そう簡単にウソには騙されないし、本当のことだと思う情報しか信用しない目である。
広告業界のことは決して詳しくないので、いい加減なことは言えないが、いいか悪いかわからないものを「良い」と宣伝しても、そう簡単には受け入れてもらえないということだと思います。
ほとんどの外国人は実際に体験したことがある人の感想(レビュー)や、YouTube動画など、リアルな意見及び、自分の目で見た感覚でしか物事を評価しなくなってきている。
その評価方法で言うと、以前までは「良い」とされるモノ・コトを必要とする人が増えていたが、今はリアルな情報が必要とされているので、「良い」ではなく、「悪い」や「普通」といった、一見出すべきではない情報の方が欲しいと思っているということである。
「あまりおいしくないけど、日本ならではのコトなので一度は体験しておいた方がよい」
「面白さは普通だけど、500円だからおススメ」など、
一見、高評価ではないけど、読者にとっては需要がある情報があります。
なぜ、こんなことを言っているのかというと、
上述では観光的な要素が強い内容でしたが、仕事でも全く同じということを伝えたい。
どんなに大きな会社で、一部上場の一流と言われる会社の看板があっても、これからは実際に働く外国人の満足度を上げないと、あっという間に情報は知れ渡り、入社希望する人が出てこなくなってきています。
収入だって、休みだって、やりがいだって、人間関係だって、働き方だって、ほぼ情報が出回ってしまうので、広告でどんなに素晴らしい会社と謳っても、ブログやSNSのコメントにその影響力は負けてしまいます。
実際にそんな外国人留学生をたくさん見てきましたし、
リアルな実態をたくさん聞かせてもらってきました。
これはその会社の商品・サービスにも繋がることで、
間違いなく世の中に一番影響を与えることなので、
「良い環境」「良い雰囲気」を会社・企業で作ることですべてを「良い」の方向に進めることができることは間違いありません。