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ソール・ライター写真展 art cruise galleryで開催。日本初公開作品展示!
"There is a tremendous advantage of being unimportant."
取るに足らない存在でいることには、計り知れない利点がある
2024年10月25日〜2025年1月13日まで、虎ノ門ヒルズステーションタワーで開催されている写真展、「Saul Leiter」に行ってきました。
会場はart cruise gallery by Baycrew's
ソール・ライターについてはいくつか作品を見たことがある程度で深くは知りませんでしたが、オフラインで会場で写真を見るとやはり感動するのが写真。
森山大道展に続き2ヵ月連続の素晴らしい写真家の作品を会場で見ることができて最高です。
ソール・ライターという人物
ソール・ライター/写真家
1923年12月3日、ペンシルバニア州ピッツバーグに生まれる。父親はユダヤ教の聖職者ラビ。1946年、画家を志し、神学校を中退して ニューヨークへ移住。1958年、ヘンリー・ウルフがアートディレクターに就任した『ハーパーズ・バザー』誌でカメラマンとして仕事をはじめ る。その後、80年代にかけて同誌をはじめ多くの雑誌でファがッション写真を撮影。1981年、ニューヨーク5番街にあった商業写真用の 自分のスタジオを閉鎖。1993年、カラー写真制作のためイルフォードから資金提供を受ける。2006年、ドイツの出版社シュタイデルが初 の写真集「Early Color』出版。2008年、パリのアンリ・カルティエ=ブレッソン財団でヨーロッパ初の大規模回顧展開催。2013年、トーマ ス・リーチ監督によるドキュメンタリー映画「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと(原題:In No Great Hurry: 13 Lessons in Life with Saul Leiter)」製作。2013年11月26日、ニューヨークにて死去。享年89歳。2015年、ソール・ライターの作品を管 理する目的でソール・ライター財団創設。
ニューヨークの街中に潜む色彩と詩情に満ちた小さな断片を写し取り、その大半を公表することなくこの世を去った写真家ソール・ ライター。1950年代からファッション・フォトグラファーとして活躍しながら、50代で表舞台から完全に姿を消し、以降は自宅周辺からほとんど離れることなく自らの美意識に従い淡々と生きたライターは、2006年、ドイツのシュタイデル社が刊行した初の 写真集『Early Color』により、「カラー写真のパイオニア」として再び光の当たる世界へ引きずり出されることになりました。以降、世界 各地で展覧会の開催や写真集の刊行が相次ぎ、2013年の没後もその評価はさらに高まり続け、没後なお“発展途上の写真家”であり 続ける稀有なアーティストです。
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日本初公開作品
本展では、没後に発見されたカラーポジから新たにプリントされた作品44点を日本で初めて展示しています。
「写真はしばしば重要な瞬間をとらえるものとして扱われるが、本当に写真がとらえているのは、終わることのない世界 の小さな断片と思い出なのだ」
と語っていた彼が生み出した唯一無二の色彩の世界を存分に体験できる貴重な機会です!
一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
期間は2025年1月13日まで