【ガンバの軌跡③】J1優勝
皆さん、こんにちは。ゆーだいです!
今回も、「ガンバの軌跡」をやっていこうと思います。
今回は第3回目となります。
1回目と2回目の記事はこちらから
連載内容
1回目:2011年〜2012年(出会い〜降格)
2回目:2013年(J2優勝)
3回目:2014年(J1優勝)
それでは、行きましょう!
再びJ1へ戻ってきたガンバ大阪
シーズン前
前年、圧倒的な力でJ1昇格とJ2優勝を果たしたガンバ大阪。
再びJ1に戻ってきた今季は、各ポジションにタレントを補強。GKには新潟から東口順昭、DFにはジェフ千葉から米倉恒貴を獲得した。さらに、現在セルティックに所属している井手口陽介がユースから飛び級で昇格した。飛び級で昇格というのは、宇佐美以来の5年ぶりということで、クラブから大きな期待を寄せられていることがわかる。また、東口の獲得も非常に大きかったように感じる。東口はこのシーズンだけでなく、それ以降のシーズンにおいても、MVP級の活躍をしてくれており、東口に救われた試合も数多くある。まさにガンバになくてはならない存在である。
序盤戦
このように、各ポジションにタレントや即戦力を補強。さらには若手の成長などもあり、優勝候補にも挙げられた。しかし、期待されたシーズンでありながら序盤は厳しい戦いが続いた。その主な原因として、開幕直前に前年のチーム得点王である宇佐美の負傷離脱である。去年は宇佐美が攻撃を引っ張り、最大の得点源として君臨してしていた宇佐美。その宇佐美がいないことはガンバにとっては相当な痛手だった。そのため、チームは極度の得点力不足に陥り、4勝3分7敗で降格圏の16位に低迷していた。
スロースターターへの期待
しかし、私はここから本領を発揮してくれると信じていた。なぜなら、元からガンバは序盤戦には弱いが夏場以降は強い、いわゆるスロースターターであった。それを裏付けるエピソードとして、西野体制9年目となった2010年が挙げられる。
そのシーズンはリーグ戦開幕から5試合連続未勝利、さらに、相次ぐ主力選手の負傷や外国人選手の不調などがあり、11位で折り返すことになった。しかし、夏場から本領を発揮し、最終的には2位という好成績を収めることができた。
私はこのようなシーズンを知っているので、絶対にガンバは巻き返してくれると思っていた。その期待通り、後半戦はガンバ自慢の攻撃陣が機能し、中断後早々5連勝で降格圏から一気に抜け出すと、8月末から10月にかけては10年ぶりとなる7連勝を記録し優勝争いに加わる。
躍進街道
その躍進の立役者となったのが、宇佐美とパトリックである。宇佐美とパトリックが中心となった攻撃は誰にも止めることはできず、最強の2トップと言ってもいいだろう。その活躍もあり、一時は16位と、降格も懸念されたが、2位まで順位を上げ、浦和との優勝争いまで加わるようになった。そんな中で、第32節、首位浦和との天王山を迎える。私もその試合をテレビで見ていたのですが、ほぼ超満員の埼玉スタジアムを見て、鳥肌がたったことを覚えている。また、その観客のほとんどが浦和サポーターでありながらも、それに立ち向かうガンバの選手がとてもカッコイイなと思うと同時に、誇りにも感じます。前半は両チーム一歩も譲らない好ゲームを演出し、後半もその流れは変わらない。均衡が解けたのが、後半43分。リンスの抜け抜けから佐藤のシュート。シュートはゴールに吸い込まれ、ガンバが先制に成功。これには思わず私も声が出てしまいました。ゴールが決まった時のスタジアムの割れんばかりの歓声と拍手は、テレビで見ていてもわかるくらいの迫力でした。この光景は死ぬまで一生忘れない光景だと思います。
このゲームに勝利したガンバは続く神戸戦でも勝利を収め、また、浦和を得失点差で上回り初の首位に浮上しました。ホーム最終節セレモニーでも遠藤選手が「三冠取ります!」という熱い言葉が聞け、遠藤選手の内に秘める熱い気持ち。やはり遠藤選手はガンバを愛し、愛された漢だということがわかります。また、その後の観客の「おぉ〜」という歓声からチームとサポーターの「一体感」が感じられる瞬間でもあります。
最終節
迎えた最終節。相手はすでに降格が決定している徳島ヴォルティス。徳島サポには申し訳ありませんが、始まる前はガンバの圧勝かと思いました。しかし、始まってみると、徳島の硬い守備に苦しみ、前半をスコアレスドローで折り返します。後半も徳島の硬い守備を中々崩すことができず、点が取れないまま試合が0-0で終了。あとは他会場の結果を待つことになります。
ガンバの優勝の条件はこちら。
ガンバが引き分けたので、2位の浦和が負けか引き分け。
3位の鹿島も負けか引き分け、勝利した場合も1点差での勝利であれば、ガンバの優勝が決定します。
結果は浦和が名古屋にホームで1-2で負け、鹿島も鳥栖にホームで1-0で負け。
悲願の優勝
その結果、ガンバの優勝が決定。
遂に、遂に、遂に、遂に待ち望んでいたJ1優勝。
テレビの前で見ていた私も、思わず泣きそうになりました。
一昨年は屈辱のJ2降格。涙を飲んだ。
あれから、2年。
自信をつけて戻ってきたJ1の舞台
一時は16位まで転落し、再びのJ2降格もよぎった。
しかし、そこから破竹の7連勝もあり、優勝争いに加わるまで順位を上げてきた。
幾度となく厳しい戦いが訪れるも、テーム全員で勝ち取った勝利。
そして、悲願のJ1優勝
そして、まだまだガンバの挑戦は続く