人生を変えうる映画"ボヘミアンラプソディ"について
本日の19時から21時25分、TOHOシネマ日比谷でボヘミアンラプソディが再上映された。
現在、同日の22時4分だから、視聴終了直後にこれを書いている。
視聴を終えて今思うのは、
"魂が揺さぶられるというのはこういうことなんだ" ということだけだ。
クイーンのリードボーカルである、フレディ・マーキュリーは実に苦悩に満ちた人生だった。
出自で差別され、歯が出っ張っていることを馬鹿にされ、性的マイノリティのために愛した人と恋人として添い遂げることも叶わない。
両親には音楽への理解を得られず孤独に苦闘し、極めつきはエイズに罹患。
普通だったら、人生に絶望して投げ出してもおかしくない。
特に、愛する恋人にゲイであることを知られ、恋人としての関係が終わってしまうシーンは心が痛んだ。
しかし、フレディは強烈な個性と野心を決してブらさなかった。どんなに反対されても、自分を表現することを恐れなかった。
6分もある"ボヘミアンラプソディ"(曲名のこと)なんて売れるわけない、
オペラ調の曲なんて誰が聞くんだと罵られても、 これが俺たちの歌いたい歌だ言って引かなかった。
(尚この曲は後に、「過去1000年でイギリス人が選んだ最も重要な曲」に選ばれた。)
圧倒的に理不尽な人生を、自分の強烈な意志で突き進む姿はカッコいいなんて言葉じゃ形容できない。
最後のライブエイドのシーンでは、頬を伝う涙を手で拭う方々が多くいた。
人生とは何か、それを教えてもらえるような映画だと思った。
鑑賞終了後、観客から大きな拍手が起こった。
再上映で小さいスクリーンとは対照的なほどに、それは大きかった。
これは、映画館によく行く僕でもそうそう見る光景ではない。
それほど、この映画は人々の魂を揺さぶったのだろう。
この映画を見て改めて、俺も残りの人生を全力で燃やし尽くしたい、と心から思う。
クイーンを知っていても知らなくても、ボヘミアンラプソディは是非見ていただきたい。
絶対に、この映画はあなたに何かを語りかけるはずだから。
以上です。お読みいただきありがとうございました。