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自分らしいコーチを目指して

はじめに

 お疲れ様です.ストレングス&コンディショニングコーチを目指して入るものの,「やっぱりハンドボールのしたいよなぁ.両方目指したいなぁ.」と思っている鈴木と申します.大学院を修了してから,青森に就職して早2年が経ちました.今年は暖冬と聞いていましたが,今日はびっくりなほど吹雪いています.約2年間は楽しい修行期間だったと思います.色々なことにチャレンジしたし,オンラインで多くの人と巡り会うことができました.これからの楽しみはオンラインで仲良くなった人と直接お会いして,お話を聞くことです.
 前までは自分をブランディングしようと,気がざっていい記事を書こうとしすぎていましたね.もちろん,他のマガジンに掲載している記事はスポーツ科学やその他の分野に英知をもとにした記事にしようと思っています.しかし,鈴木という人間を知ってもらわないと,面白いか面白くないか判断してもらえないだろうし,そもそも気取ってるのしんどいんで,思いつくままに書くような記事も書いてみよう思います.そんな思いでコレ,書いてます.ダラダラと読んでみて,何かのヒントになれればハッピーです.

コーチも”自分らしくいる”

 大学1年からハンドボールの指導をしてきたので今年で8年目に入ります.今はまだマシになってはいますが,本当にだめコーチでしたね.断言できます.鈴木は勉強熱心であり,研究熱心であり,一つのことへの熱中度がすごく,周りから熱い人間であると評価されることがよくあります.また,結構のほほんとしていて,争い事があまり好きでなく,色々なことを濁してしまうこともしばしばです.一方,要領が悪く,しかもあまり頭が回るタイプではないので,カッコつかないことが日常的にあります.以前はこんな自分が嫌で,コーチとしての自分を別の人格を宿したかとのように指導していました.”できる人”,”頭脳派指揮官”のレッテルが欲しくて,自分に装飾して,誤魔化していましたね.極めて哀れな若者だったと思います.そんなコーチ時代は,もちろん勝てないし,生徒からは嫌われていました.引退してから,話すようになりましたが,本当に申し訳ないことをしたなと反省しています.
 そんな経験を持ち,自分を責める日々でした.しかし,最近あることに気づいたんです.素でいる時の方が人が寄ってくるなということに.コーチとか関係なしに,素で人に接している人は自分を信頼してくれたり,仲良くしてくれます.また,最近切ない事件も起きて,そこでも同様のことを学びました.9年間お付き合いさせてもらっていた彼女とお別れすることになったのです.遠距離になったことや将来が見えないこともその要因ですが,鈴木が青森きてからカッコつけすぎて,彼女を置いてけぼりにしたこともその要因だと思っています.親友にそのことを相談したら,「〇〇ちゃんは,ドジで抜けてて,でも明るく優しい泣き虫なお前が好きだったじゃないか?なんで自分の好きな人の前でまでそんなに着飾るんだよ.」と言われてハッとしましたね.もうこれ以上書いていると泣けてくれんで,やめます.ともあれ,コーチであれなんであれ,自分を着飾っていいことは1つもないです.この経験から言えることは,もう2つあります.
 1つ目は,「本当の自分を指摘してくれる仲間を大切にすること」です.人生において,パートナーとの結婚や仕事の昇進などはコミットメントを高くすれば,正直どうにでもなります.ですが,心を許せる仲間は何をコミットメントしても確実に手に入るものでもありません.仲間って本当に大切だと思います.特に自分に力がないと自覚しているなら,周りの人の協力が必ず必要になります.そんな時,仲間がいなかったら・・・.考えただけで怖いですね.
 2つ目は,「自己分析を常にし続けること」です.本当の自分に気づかせてくれる仲間もとても重要ですが,自分で自分を理解することは人生を生き抜くために必要な行為であると思います.いくら大切な仲間とはいえ,自分ではありません.本当の自分とは?という自問自答を繰り返している者が仲間によって,その考えがより強固となるのです.自己分析・自己研鑽している人ができるのが,他力本願です.自分のことを理解してもいないのに,他者の力を借りてはいけないと思います.持論ですが.
 参考になった本をいくつか紹介するので,読んでみてください.

”自分らしくいる”だけではダメ

 コーチとして,人として自分らいくいることは鈴木にとって,とても重要な考え方となったことは分かってもらえたかと思います.でも,ここで勘違いしないで欲しいのが,”自分らしくいる”というのは本来の自分のみを指しているわけではありません.誰しもが自分がなりたい人物像があると思います.そこを目指して努力することは鈴木は非常にいいことであると思います.ですが,自分らしくいるという考えから少し反するような印象を受けませんか.だからこそ,自己分析が必要なのです.本来の自分,本当の自分をしっかり理解していれば,理想を目指しても立ち返ることできると思うからです.本来の自分に合った理想を装飾していければいいのです.自分に合っていないと鈴木のようになってしまいます.より自分らしくいるために自分を磨き続けること.これが大切だと思います.

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