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 皆様方,お疲れ様です.スズキです.ウォーミングアップ不足と過度なハードウエイトでのトレーニングにより,右肩を絶賛痛め中です.おそらく,棘下筋あたりのインピンジメントだと思います.まずは安静にして,少しずつリハビリしていきますが,今年度のトレーニングは厳しいかもしれません.人はどうしようもない時,本当に「とほほ」と声が出るのだなということも学びました(笑).これを機会に下半身トレーニング,有酸素,モビリティエクササイズなど,まだ未熟な分野のことを学んでいきたいと思います.この失敗は,神様が私にくれた試練という名の幸福なのであると思って,焦らずゆっくり直していきます.さて,早速,今日の本題です.

 みなさんは「フレネミー」という言葉を知っていますでしょうか.哲学者としてメジャーなニーチェの星の友情という詩の一節に述べらているフレーズだそうです.この「フレネミー」という言葉は,「フレンド(Friend)」と「エネミー(Enemy)」という2つの単語から作った造語です.果たして,この言葉はどんな意味があるのでしょう.
 我々は,子どもの頃から競争することが当たり前の社会環境に育ってきました.運動会やテスト,バレンタインチョコの数やラブレターの数,持っている強いトレーディングカードゲームや高価なテレビゲーム,またはスポーツでも争いが強いられます.社会に出ても,それは続き,自社と競合他社と常に争っていることでしょう.子どもの頃の競争は,あまり該当しないのかもしれませんが,我々の社会においてはこの「フレネミー」という考え方そのものが非常に重要であると説いている方もいます.例えば,鈴木が住んでいる青森では,ご存じの通り,りんごが有名であるので,特に弘前市ではりんご農家はかなりの数あります.つまり,競合他社(エネミー)が多いということです.しかし,一見エネミーである別のりんご農家も,「青森のりんごをたくさん食べてもらって,笑顔になって,健康になってほしい」という大いなる目的(purpose)には,違いは恐らくないでしょう.これがニーチェのいう「星の友情」なのです.確かに,地上に降り立てば敵同士のなのかもしれないが,大いなる星空の元では全ては平等であり,フレンドであるのだということです.スポーツにおいても,この考え方は非常に重要であると考えています.これこそ,スポーツマンシップの源泉ではないでしょうか.


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