素体練習用のキャラクターを作った話
人体を描けるようになりたくてクロッキーを始めたのですが、ただ素体(人物イラストの基礎構造)を描くだけではあまり捗らなかったので、素体の構造線を活かした練習用のキャラクターをデザインすることにしました。
■ 今回の制作目標
人物クロッキーをやってみた結果、一度で綺麗にプロポーションが取れるということはまずなかったです。
試しに一度描いたクロッキーを下敷きに、理想のプロポーションへと修正しながら二度描きしてみたらより観察が深まった上に綺麗な素体が描けたので、当面の練習法としてはこれが正解だと思いました。
しかし、そのような二度手間をただただこなすのはあまりに苦行なので、いっそ素体自体をキャラクターにしてしまおうと発想しました。
設定は、デッサンやクロッキーのためにポーズをとってくれる素体練習用アンドロイド。人に似せて作られていますが、プロポーションの個体差があまりないのが特徴です。
その子たちが私のためだけにポーズを取ってくれていると考えると制作も捗ります。我ながら妄想の解像度がえげつないな……。
HW(ヒウ)ちゃんのお尻が難しかったです。性的にしないようにするのが大変でした。
胸部パーツの下の線やパンツのライン、肩や腕のパーツの切り替わり、膝関節、足首など、素体の構造線を活かしていきます。
黒レースが可愛くて気に入っています。素体なのでみんな胸がないのですが、それもまたジェンダーレスなファッションモデルみたいで好きです。
■ まとめ
こんな感じで、ポーズに合わせたキャラデザをしつつ素体の練習をしていくのはかなり有意義なんじゃないかな〜と思いました。1体1時間以内で描けるので続けるにも良さそうです。
30体くらい作ったらそこそこ体が描けるようになっているような気がします。また4枚ずつくらいで記事にしてまとめようと思います。そのうち2文字のアルファベットの組み合わせが枯渇しそう……。そうなったら数字も出てきてゲームの『ニーア・オートマタ』みたいになるのかな。(A2というキャラクターが好きです)
去年の今頃もちょうど素体のクロッキーをして聖騎士シリーズのキャラたちにぴっちりとしたパイロットスーツを着せたりしていたのですが(発想がアニメオタクすぎ)、そのときよりはストレスなく描けているのでよかったです。このまま伸ばせるところまでスキルを伸ばしたい……。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
ではまた次回!