雑フェス vol.2 出演レポとコラボの話

2019年8月12日 01:02

遅ればせながらいむいぱぴ子とのコラボツーマン《雑フェス vol.2》のレポです！
最高の夏、最高の夜！　ご来場誠にありがとうございました！
今年で2年目、2人だけの夏フェスです。会場の平岸フライアーパークが満席となり大盛況の中イベントを終えることができました！

7/17 セットリスト

【ソロ】
1. 蜘蛛の糸
2. 糸目の女
3. flower
4. IQ
5. 脳内会議

【コラボ】
・嫌いだったけど ←new!
・ルナ
・キラキラ中耳炎
・着色狐 ←new!

【アンコール】on フロアステージ
・スパンコールシティ（カホン）
・羊を数える

1st stage （いむいぱぴ子ソロ）

まずはいむいぱぴ子のステージから。
本番前に「ムネさん、今日も照明暗くしてもらえますか」ってサラッと言っているのを見てすごくかっこいいなと思った。私もそれを真似したって話は先日のローランドゴリラ出演レポをお読みいただけると良いかなと思います。

静かに始まってとても素敵なステージだったんだけどね、なんとこの日……いむいぱぴ子が客席に向かって手拍子を要求したんですよ。もはや事件です。どうしちゃったの！
彼女、普段のステージでは曲間の拍手もさせないし、MC中にお客さんと会話もしないし、演奏中に「お客さんに手拍子させたら負け」くらいに思ってるんじゃないかっていう感じのステージなんですね。
一緒に歌ってくれと言ったのは「タピオカミルクティ」、彼女がかつてルームシェアをしていた友人の絵描きさんをモチーフに書いた曲。「私は絵を描くだけなのよ」のフレーズ、この一行だけで色んな解釈が膨らんでとても好き。「私は絵を描くだけでいい」とも「私は絵しか描けないの」とも「私の全ては絵である」とも取れる。近くで見ていて、こんなに優しく美しい言葉を紡ぐことができますか。私は紡いでもらえる自信がありません。素敵な関係だなぁと思います。
お客さまも楽しそうでよかった…雑フェスならではの大サービスありがとう！！

まるで絵みたいなお写真があったのでぺたり。
この日改めて聴いてとても良かったのは「赤い鎖」。昨年の初演の頃は歌詞の意味がわからなかったけど、最近は曲の導入部分で少しだけ解説を入れてくれていることが多い。この曲のタイトルを赤い糸ではなく赤い鎖としたセンスに脱帽した。2019年の今現在、ベスト5に入る「今気になっている曲」である。

2nd stage（コニシユカソロ）

写真からして毛色が違いすぎて笑う。改めて、セットリストはこんな感じでした。

1. 蜘蛛の糸
2. 糸目の女
3. flower
4. IQ
5. 脳内会議

本当は別のセットリストを組んでいたのだけど、いむいぱぴ子のステージに触発されて急遽ナシにしました。客席との距離が遠く感じてどうしても譜面台を目の前から取り払いたかったので、今私がスコアなしで歌いきれる曲だけを思いついた順に演奏しました。久しぶりにやったはずなのに、カポのセッティングだけでflowerを当ててくれた方がいて嬉しかった！

MCは相変わらず和気藹々。客席の一番奥でニヤニヤしてるいむいぱぴ子が見られて面白かった。お客さまの体が完全にこっちを向いている中歌うのもなかなかできない経験で素敵だった。全員、魂定着してた。生きるエネルギーに満ちてた。一瞬でもそういう時間を共有できたことが本当に嬉しいな！

転換の際に時間が余ったので、ドリンクタイムがてらアイドルばりの撮影会をしました。カメラ構えた方は全員視線でロックオンしました。いいお写真撮れたかな？

美味しいお酒を飲みまして。

3rd stage（いむいぱぴ子×コニシユカ）

そしてお待ちかね！　雑フェス名物、コラボステージのお時間です！！！
去年好評いただいたので今年も絶対やろうと思っていて。しかもバージョンアップしたいよねということで、今回はなんと新企画発足！　その名も…！

コラボ企画その① song for you

相手の好きな楽曲を1つ選び、その曲のアンサーソングを書いてくるという企画。
原曲→アンサーソングの順で演奏します。選んだ楽曲は以下の通り。

いむいぱぴ子「baby cry」→ コニシユカ「嫌いだったけど」
コニシユカ「ルナ」→ いむいぱぴ子「ムーンライト」

私はいむいぱぴ子の2nd mini album収録の「baby cry」のアンサーソング「嫌いだったけど」を書かせていただきました！
この曲を書いたのがそもそも4月の頭で、彼女のフルアルバム『愛』リリース記念のおさらいライブを見に行ったときに「baby cryが好きすぎて勝手にアンサーソングを書いている」と言ったらすぐにぱぴ子ちゃんが「え！アンサーソング！私も書きたい！」と反応してくれたのが発表のきっかけ。非常にノリがいい。

4月に曲を書いてたという件については、その頃私が思い立ってツイッターに投稿した「学校アルバム」のジャケ素案を証拠写真として貼っておきますね。

ほら、あるでしょ。3曲目に。実はワンコーラスのアレンジもしてあるんだよ。
あと関係ないけどぱぴ子ちゃんが印刷物を配布する際に「プリント配ります」って言うの学校の先生ぽくて好き。

対するぱぴ子ちゃんは今年5月にDLカードでリリースした楽曲「ルナ」のアンサーソング「ムーンライト」を書いてきてくれた。

この日彼女は自分のワンマンライブを半月後に控えていて、そんな中このコラボのための新曲を書き下ろしてくれた。「お題があるのが苦手」「できれば締め切りのために曲を書きたくない」と常々言っていた彼女が新曲を、しかも私の曲へのアンサーソングを書いてくれるだなんて……夢かよ……（ただのぱぴオタ）

原曲が「ルナちゃんに恋をした男の子の話」だとすると、ムーンライトはまさに「ルナ本人の曲」。声にならない女の子の心の叫びが全部全部吐露されている、覗いちゃいけない望遠鏡とか、開けちゃいけない宝石箱とかそういう感じ。男の子のほうはそれを見たがってないし、見る勇気もない感じがする（私の曲はそういうの多いな…）。この曲を聴いて、「ああ、僕はまだルナに夢を見ていたんだな…」と主人公の代わりに絶望したのでした。
『月は綺麗だね』って、そんなメンタリティでいられたらもう僕のようなちっぽけな人間には君を救えないよ…というか一瞬でも救えるかもとかおこがましいこと考えてごめん…ってなった。これはダブルアンサーソングを書くべきか…なんとも消化しがたいものを残してくれた刺激的なコラボステージでした。

ちなみに私が自分の曲でルナとリンクすると思っているのは全部で2曲あって、ひとつは2年前に作詞フェスというイベントでSoul mArk If meさんに歌詞をつけてもらったコラボ曲「闇雲の月」。もうひとつは去年の春に書いた「コスモス」という曲です。時系列としては闇雲→ルナ→コスモスかな。

「ルナ」は歌だけじゃなくインスト版も好評で、ライブ会場のほか通販でもお求めいただけます！（DLカード¥500、データのみ¥400）
BOOTHの商品ページで試聴できるので是非聴いてみてくださいね。特典の歌詞カードには楽曲をリリースすることになったきっかけや歌詞に関するセルフライナーノーツもついてます。

コラボ企画その② song with song

本編ラストは、昨年ご好評いただいたお互いの楽曲を混ぜる企画でシメ！
vol.1で人気の高かった「キラキラ中耳炎」に加え、今年の新作もご用意しました！

1. キラキラ中耳炎
コニシユカ「キラキラネーム」×いむいぱぴ子「中耳炎」

「中耳炎」のキーとコード進行をベースに私がピアノで伴奏を弾き、少し低めの「キラキラネーム」を混ぜるといった構成。昨年よりよかった！とのお声もいただけたし、初めての方にも聴いていただけたのが嬉しかった。またやりたいですね。

2. 着色狐
いむいぱぴ子「着色料」×コニシユカ「狐の嫁入り」

こちらは逆に、「狐の嫁入り」のキーに合わせてキーマイナス6の「着色料」をギターで弾いてもらいピアノでそれに乗る形。原曲着色料の「ネコが一匹歩いてます」を「狐が一匹歩いてます」の台詞に変えて入れる演出、かっこよかった！

以上で、本編は終了です。

このお写真好き。笑

アンコール & お楽しみ抽選会

私は自分のワンマンライブで「お楽しみ抽選会」をやるのが好きなんですが、今回の雑フェスでも突然やりたくなってしまったので直前に計画しました。

私の左腕についている入場ステッカー、来場者全員にランダムでお配りしたのですが色が全部で9種類あって、私とぱぴ子ちゃんと同じ色（グレーと赤）をもらった方にプレゼントをお渡ししました。

その内容は…。

まさかのチェキ！！！！！！！！！
こればかりは驚いた方も多いでしょう。しかも、当たったお客様にポーズを指定していただくという謎仕様。他にもハートとかきつねポーズとかありました。

ちなみに私のグレーはお店のマスターであるムネさんのみが当たり、せっかくだからとステージ上に呼び込んで一緒にチェキを撮ってもらいました。

ムネさん、今年の雑フェス記念グッズである『雑T』を着てくださってます！

余談ですが後日フライアーパークにお邪魔したところ、お店の壁のラックに雑Tが飾ってあるのを発見！！　証拠写真を撮って参りましたのでお納めください。

ちなみに今回の雑フェスTシャツの文字は私の敏腕マネージャーであるしょこしに描いていただきました！　めっちゃテンション上がるやつ！
彼女には日々の進捗管理のほか、ライブレポのお写真をコラージュしてもらったり、メイクをしてもらったり、お写真を撮ってもらったり…とにかくお世話になりっぱなしでございます（今回のチェキを撮ってくれたのも彼女です！）。
彼女のことは改めて別記事で、撮っていただいたお写真を添えて紹介したいと思います。私は本当に人に恵まれているなあ……しょこし、いつもありがとう！！