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月冴ゆる [BGM制作]
新しいBGMを公開しました。冬の月をイメージした少し和風のピアノソロです。
■ 月冴ゆる
前回の「雪嶺の頂へ」同様、「ivory 2 Studio Grands」を使ったピアノソロの曲です。 iZotopeのOZONE 11のマスタリングツールを使って聴き味を明瞭にしてみました。まだ耳の不調が続いていて自分ではいいのか悪いのか判断がつかないです。
"音酔い"の症状が出ると音色の細かい違いがわからなくなったり、音量を大きくしてもうまく聴こえなかったり、響きに対する感動が薄れたりと致命的に不便で……そんな中でも聴ける、作れる、というのを目指すとこういう形になるらしいです。
曲の流れや和音の響きは少し新しいものが生まれたので気に入っています。昨年6月に出した『雨と雫』の1曲目の「月時雨」の仲間っぽいな、という感じがしています。あと今は絶版になってしまった「桜の君」と「夜見桜」のピアノソロ。
春くらいに「四季のピアノソロ」ということで「風花と消ゆ」「月冴ゆる」「桜の君」「夜見桜」「夜見桜 -花筏-」をまとめて、あと夏と秋のピアノソロを書き下ろしてまとめてみようかな。「月時雨」や「彼岸花」は秋の曲なのだけれど、既に他のBGM集に収録してしまったので!
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タイトルの「月冴ゆる」は冬の季語で、寒さの厳しい冬の夜、澄みきって見える月を表現した言葉だそうです。
思うままに曲を書いた時は作った後でタイトルをつけるのですが、今回は冬の季語で調べたらぴったりの言葉があったので採用しました。知らない言葉に出会うたび、日本語が好きだな〜と思います。
1/12まで無料で配布しているのでよかったら! TRPGで使えます。
■ おわりに
年末年始は慌ただしくてあまり休めませんでしたが、昨日今日と映画などを観て何か見えない栄養を補充して過ごしました。一人で過ごす『心の壁打ち』みたいな時間がないと、調子が崩れてしまうようです。
そうなってしまったら、自分が何を考えているのかわからなくなり人と話していても失言ばかりしてしまうようになりしんどいのです。普段は絶対にしたくないと思っているようなことまでしてしまう。
自分の気持ちがわからなければ他人の気持ちに気を配ることもできないので、心の壁打ちは毎日少しずつでもやっていきたいです。
遅ればせながら、今年もよろしくお願いいたします。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
ではまた次回!