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脳にまかせる勉強法①記憶&勉強編

世界記憶力グランドマスター 池田義博さんの
「脳にまかせる勉強法」を読みました。

勉強法、記憶術だけでなく、
集中力を保つ方法やメンタルの整え方についても具体的に書かれているので、

勉強、試験勉強だけでなく
家事や仕事などの事務
日々のインプットアウトプットとその整理
アイデアだしとその整理にも使えると思います。

今回は、長くなったので前編と後編に分けました。
今回は前編①記憶&勉強です。

記憶術=脳が覚えやすい形に加工する作業

この本をまとめると、

  1. 脳をだまして記憶力を上げる

  2. インプットした情報を「イメージ」に変えて記憶力を上げる

  3. 「シンプル」な方法を使って集中し、記憶力を上げる

記憶術の基本は「イメージ」、
つまり覚えるものを「絵」に変えて覚えます。

脳にまかせる勉強法

脳をだます!3つの方法

海馬がまるで裁判官のように、
「これは重要な情報だから残そう」とか
「これはあまり必要ないね、捨てちゃおう」
と情報を吟味しているのです

脳にまかせる勉強法

そのため記憶したい情報がある時
脳の「海馬」に対して、
「これは重要な情報だよ」と思い込ませる作業が必要になります。

  1. 勉強に集中できる環境を整える

  2. 復習の回数を増やす

  3. 勉強を楽しもうという姿勢

集中して、楽しみ、そして復習を繰り返す

脳にまかせる勉強法

ことで、記憶力がアップします。

①脳はやきもち焼き

脳は一途な人が好き。
他のこと(音楽やスマホなど)に浮気すると
すぐに拗ねてしまうそうです。

なので、脳に対し覚えようとする「意志」を示す。

これは脳にとって「覚える(記憶する)」という行為は非常に負担のかかる作業であるため、なるべくなら「記憶したくない」から。

②脳は寂しがりや

脳は何度も何度も自分の所を訪ねてくれる人(もの)が大好き。
こんなに何回も来てくれるんだから、きっと大事に違いない。
長く記憶に残そうと思ってくれるそうです。

③脳は感激屋

人の脳は、感情が伴った情報を優先して記憶します。(例、思い出)
そのため、記憶したいものに対して
「何か気持ちが動くような情報を付け加える」だけで記憶力がアップ。

記憶の量を増やす→関係性を見つける!

脳はバラバラに見えているもの同士の中に
関係性が存在していることを見つけたとたん、
うれしくなって思わず記憶を強めてしまう
という性質を持っています

脳にまかせる勉強法

できるだけたくさんの情報を覚えたい時には
それぞれの情報同士に関係性がないか?規則性がないか?を探す。

タグ付け効果で「思い出す力」を

記憶とは覚える力ももちろん大切ですが、
同じくらい「思い出す力」も重要です。

脳にまかせる勉強法

文字や数字より映像、絵を覚えるのが得意な脳。
それは映像や絵が呼び水となって、
記憶を引き出すお手伝いをしてくれるから。

そのため、「落書き」も効果的で
覚えたい単語などから連想したイメージを書き込む
→絵が「ふせん」の役割を果たし、
情報を記憶から引き出す手がかりとなってくれるそうです。

青には鎮静効果があり、時間の間隔を短くさせる
といった集中力を高める作用があるのです

脳にまかせる勉強法

↑絵だけでなく、色の効果もあるそうです!
青色が時間の感覚を短くさせてくれるとは!!!
タスクシューターの私には、いい発見でした!
(今度は青色の手帳にしようかな。青のマーカーも買おう…)

覚えるテクニック3つ!

  1. (無理やり)ストーリーにして覚える

  2. 語呂合わせ

  3. 声に出して何度も唱える

脳を記憶装置に変える方法

家にあるアイテムに
覚えたいもののイメージを
順番通りに張り付ける

3つの感覚を使って、記憶力をさらにアップ!

  1. 音声で覚える(耳栓をして音読)

  2. 香りを利用(ローズマリーが効果的)

  3. からだの動き(空書→例:そろばん)

耳栓をして音読(骨の振動をつかう)で思い出すのはコレ

うちは今も昔も「いいお値段」するのですが
母が自分の資格試験のためと
私たちの受験勉強のために買ってくれました。

自分の声が自分の耳から聞こえるだけですが、
(最新のはスマホとつないげられるらしい)
子どもの私には重かったので、あんま使った記憶ないですが
インパクトはありましたね!
(なので効果は不明だけど、記憶には残ってる笑)

脳が働く時間帯は2つ!

  1. 朝起きてから10時まで(特に起きてからの2時間)→復習

  2. 午後4時くらいから夕食まで→勉強

これは自分でも実感あります。

個人的には
朝は頭がよく回るので、「考える作業」(11時くらいには切れる)
夕方は、こどもたちもいるので事務的な作業(考えずにできること)
をするようにしています。

仮眠(パワーナップ)については、15分から30分が推奨で、
長く寝すぎないために、仮眠前にカフェインをとっておくといいそうです。(カフェインの効き目は飲んでから30分後だそうです)

私は胃弱でカフェイン苦手なのと
そもそも睡眠時間が長いので仮眠が苦手で、できたことないです。

効果的な復習方法(3サイクル)

  1. 1ページを学習(ページ1に〇をつける)

  2. もう一度1ページを復習(ページ1が2重〇)

  3. 次のページに進む(ページ2が〇)

  4. 前のページに戻る(ページ1が3重〇)

  5. 次のページに進む(ページ2が二重〇)

  6. 次のページに進む(ページ3が〇)

  7. 前のページの戻る(ページ2が3重〇)

  8. 次のページに進む(ページ3が二重〇)

最初のページのみ2回連続。
その後は1ページ戻って、2ページ進むの繰り返し

これを1周として、
合計3周(2周目と3周目は戻らずに1ページずつ進む)
繰り返す方法です。

1ページに3回勉強する分、
1ページにかける時間が少なくなりますが
分かりづらい部分は後回しにして、
とりあえず「読」んで、頭に入れてみる。

それからまた「読む」ことで
わからなくても時間を置いて何回も「頭に入れる」ことで、

脳の自動編集機能(思考回路の再配線工事)を使って
いきなり答えがひらめくこともあるそうです。

この方法のメリットは

  • 繰り返すことで不安感が減る

  • 分からない問題だけに時間をかけることが減る

  • 勉強に対してムダな感情が入る余地がない

  • 全体像が早めに理解できる

のがすごくいいなと思いました。

勉強に必要なのは、
覚えようとする意志だけであり
その後の学習自体は淡々と進めればいい

脳にまかせる勉強法

学べば学ぶほど脳は反応し、
脳の中の回路を変化させて
どんどん大きく発達させていくことができます。

脳にまかせる勉強法

1分間ライティングでさらにレベルアップ

覚えているのだけれど、出てこない
→知識や考え方をイメージで記憶し、
言葉として認識しておく

とさらにレベルアップできるので、
覚えた知識を言葉にしてアウトプットする訓練も有効。

  1. 人に教える(知識→経験に)(頭の中の確認)

  2. 1分間ライティング(集中して脳の中身を引き出す)

  3. 1分間マッピング(関連する単語の相関図を作成)

することで、
わからないところがわかる(→復習)

このようなライティングは、
アイデアだしの本でもよく出てきますね。

私もこのように読書感想を書いているのは
人に伝える(言語化)することでより知識を深めたり、
記憶に定着させたりしたいからです。

1分間ライティングはしてないのですが、
朝5分程度自分の頭の中を手帳に書き出すタスクを
タスクシュートで作っていて。

頭の整理になるし、
紙に書き出すことでムダな情報を覚えていなくていい
というメリットもあります。

マッピングについては、
マインドマップを利用することが多いです。
これも記憶のためというよりは頭の整理と、
足りない所の把握に使ってます。

あとがき

何をキッカケに池田さんの本に出会ったのか…?

多分他の本(多分、小林公夫さんの本?)
を読んだときに、参考図書として出てきたので
即図書館で予約、年末年始で読みました。

図書館には「見るだけで勝手に記憶力がよくなるドリル」もあって。

こちらも小3の娘と一緒にやったら、
娘があっという間に次々と回答して感動!
「やっぱ子どもってすごい!」って思ったので、
良かったら親子でどうぞ。

旅行前に購入して、電車の移動時間とかでやればよかったなと
後から思いました。


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