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「きみはアナログで描いたほうがいいよ」ととある名のあるイラストレーターさんに言われた。
実は腱鞘炎が慢性化していて鉛筆のような細いものを親指で支えることができない。
そこで見出したのがiPadで指で描く、ということだった。
思いついたのは漫画家の井上雄彦氏が東日本大震災の際に「Smile」という連作を制作されていて、それがiPadだったから。
これならあたしも絵がもう一度描けるかもしれない、と思った。
鉛筆や筆が持てなくなった絵描きが、息を吹き返した瞬間だったよ。
だから、冒頭の言葉を言われた時は「絵を描く資格などやはりないのだ」と思うほど落ち込んだ。
そのイラストレーターは「味がなくなるから」「偶然性がなくなるから」って言ってたけど、デジタルだからそういうものがないと言う感覚は、未だに一切わからない。
だけど、アナログのほうが向いている可能性は自分でも否定できなかった。
結果、今は線画をシャープペンで描いている。鉛筆の軸より太いから持っていても負担が少ない。それと地味に削るという作業がものすごく親指に負担だったのでそれも逃れられるのはいい。
それでも、すぐ手がやられるのは避けられない。
毎日って言って2日も経っちゃった。
スマホのブラウザからも投稿できればいいのに。容量の問題でアプリ入らないんです。
ゆかた着たいなぁ。
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