夜が好きな理由
私は朝が弱い。
それは昔からだ。
朝方の方が体にも良いだろうし
1日を有意義に使えるだろうことは
言われなくても
そんなことに挑戦してみた
過去の経験からもわかっている。
早朝の空気も心地がいい。
まっさらで澄んだ空気と
眩しいくらいの日差しを浴びられるのは
なんとも言えない朝の特権だ。
そんな事はわかっている。
そう、頭ではわかっている。
いや、頭だけじゃない。
体感的にもわかっているし、
私はそれを知っている。
それでも
私は夜の誘惑に負ける。
貴重な夜の時間を
早くに眠りについてしまいたくないのだ。
どうしてこんなに夜にしがみついてしまうのか。
それは
1人きりになれる時間だから。
家族が寝静まった後の時間は
なんとも言えない至福の時。
自分とゆっくり対話できる
誰にも邪魔されない私だけの時間。
そう、私は私と1番仲がいい。
家族よりも。友達よりも。
昼間は雑音が多くて
なかなか自分の声が聞こえない。
誰かが周りにいるのも落ち着かない。
寂しがりな割に矛盾しているけれど
1人きりになれる夜の時間が
私にはとても大切で
欠かせない安らぎの時間。
朝、早く起きて
爽やかに活動している自分も
少しは見てみたい気はするけれど
この大好きな夜の時間を
私はきっと手放せないだろう。